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車窓への旅〜三江線廃止前の晩秋の旅3/3〜江津ー三次ー広島

朝4時に目を覚まし、40分過ぎにホテルを出て、ホテルを見上げると灯りが6部屋付いている。


【4時46分スーパーホテル江津】

おそらく、始発の三江線に乗るのだろう。

これなら一番乗りかと思って駅に着くと、待合室に年配のグループが4、5人いる。

改札口は開放されているので、さっさと入って跨線橋を渡ると誰もいない。


【4時49分江津駅】

これはラッキーと思って先頭の乗り口で待つとやはり年配グループもやってくる。

5時を回るとチラホラと人が集まりだし、発車時点では2両で20〜30人くらい乗っているように見えた。

始発列車はまだ夜が明けぬ江津駅をゆっくりと滑り出し、ゴトゴトと暗い中を進む。

街中を抜けると新江川橋の橋上灯と、山の稜線が昇りきらぬ朝日の光で青味を帯びてきているおかげで、江の川が薄っすらと見えてくる。

しばらくは夜明け前後の微妙な光の中を進んで、川戸辺りで表の様子がわかるようになってきて、田津でようやく夜が明けた。

夜が明けてくると、川面や山の中腹に朝霧が漂って幻想的な雰囲気を醸し出す。


【鹿賀ー因原間にて】

天気は快晴に恵まれ、紅葉で色づき始めた江の川沿いの山々とのコントラストが美しい。

昨日降りた因原に到着すると、年配の人達が何人か乗ってくる。

次の石見川本まで車両の先頭にかぶりついて景色を堪能する。



石見川本は江津と三次以外では三江線では一番の都会と言っても過言ではない。

川戸も住宅が目立ったが、それ以上に住宅が密集している。

駅だってホームが2本あり、跨線橋だってある。

列車がホームに滑り込むと、因原ほどではないが数名乗客が乗ってくる。

霧は山の中腹や、山と山の間の狭隘な所や、川の上に立ち込めたり晴れたりと、景色に変化を与える。

粕淵に着くと、駅の近くの住宅の石州瓦が目立つ。石見川本以来の久々の町だ。粕淵の次の浜原もそれなりに住宅が密集していて、二駅連続で町が続くのも石見川本以来だ。

浜原までは三江線の旧三江北線区間で、ほぼ江の川沿いを走っていたが、浜原から口羽までは新線区間を走るので、のろのろ走っていた旧線区間とは打って変わって高速で飛ばす。

高速で飛ばす分、川沿いの風光明媚な景色からトンネルの連続で味気なくなる。

しかし、新線は新線ならではの見どころがある。

一つ目は潮駅で、ここの眺めが素晴らしい。三江線で一番の景色と言っても過言ではない。ホームの向こうには広々とした江の川が流れ、天気の良い日には川底まで見通せる澄んだ水面に目の前の山が鏡のように映り込んでいる。朝早ければ幻想的な霧がかかり、美しさを際立たせている。

二つ目は潮駅から三つ目の宇都井駅で、山の中腹をぶち抜いたトンネルとトンネルの間に位置するため地上にホームを作ることができず、平地から20メートル高い所にホームが設置されている。

しかし、ローカル線で乗降客も極端に少ないため、エレベーターが設置されてはいないので、116段の階段を昇らなければホームに行けない。

ここ数年はその特異な存在が人気を呼び、「天空の駅」としてネットを中心に知られる機会が多くなっている。

宇都井に着くと車内は騒めき、写真を撮りまくる音がバシャバシャと響く。

20メートルの高さから見下ろす宇都井の集落、石州瓦、遠くに狭まってゆく山々が日本人の郷愁を誘うのかもしれない。


【宇都井駅から見る集落】

宇都井を出ると二駅で口羽に着く。

新線区間はここで終わり、旧三行南線区間に入る。

新線区間で飛ばしてたのがウソのように再びのろのろと走る。

駅舎の立派な香淀駅を過ぎ、長谷駅に着く前後辺りから、再び濃い霧が立ち込めて旅情を深める。


【永谷ー粟谷間の江の川】

長谷、粟屋、尾関山と霧が少しづつ薄まって終点三次駅に9時21分に着くと、折り返し10時2分発424D列車となるこの列車を待つ乗客が大勢いる。

既にこの時点で席は全部埋まりそうだと思って降りようとすると、全員降り切らないウチにオバちゃん達がムリヤリ乗ってくる。

JR西日本がキチンと乗客を降ろしてから待ち客を乗らせないために、折り返しの乗客が居座り、待っている乗客が希望する座席に座れない事態が発生するから致し方ない部分もある。

待っている乗客としては不公平この上ないと思うのは当然だ。

列車を降りて、しばらく観察していると、旅行会社のツアーが無謀にも突撃してくる。

席がほとんど埋まっているのに、ツアー客のほとんどは老人だ。

折り返し発車まで約40分あるから、さらに乗客は増える。

しかも、乗客の年齢層は高い。

発車間際にさらに2,30人ほど乗り込もうとするも各車両の出入口で乗り込めなかったり移動したりと混乱が続き、何とか全員ムリヤリ乗り込んで発車する。



後でネットで調べたら、老人がひとり倒れたという。というか、ひとりでよく済んだなと思う。

11月の中旬でこの状態で、廃止直前の3月はいったいどのような混乱を招くか、考えるだに恐ろしい。

車両を増やすのか、列車を増発するのか対処しないと、とんでもない事になる事は間違いない。

3月は阿鼻叫喚の大騒ぎは避けられそうにはないだろう。

三江線の大混雑した車両を見えなくなるまで見送って、広島行きの芸備線に乗って、秋の穏やかな陽射しの中を長閑な風景を楽しんでいると、三江線の先ほどの混乱が遠く感じられる。


広島駅に着いたら、駅近くのアパ社長カレーのカキフライ入りルー大盛り930円サービスでプリン付きを食べ、帰りの飛行機に乗るために高速バスで広島空港に行く。

広島空港では念願のはっさく大福を購入する。これで妻の機嫌も良くなるだろう。


【因島名物はっさく大福 非常に美味】

ひとりで出かける時にはお土産の選択を間違えると大変なことになるので、ここが一番気を使うのだ。

機嫌を損ねませんように、、、



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