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車窓への旅〜三江線廃止前の晩秋の旅2/3〜広島から新山口、浜田、江津

2日目の朝は4時半に起きて早めに駅へ向かうが、意外な寒さに昨夜ユニクロで買ったVネックセーターが早速役に立つ。

直前になって計画変更したために、乗車券をみどりの窓口で変更してもらい、新幹線とスーパーおきの乗継特急券を新たに購入して新幹線に乗り込む。

新幹線は6時43分発鹿児島中央行きさくら451号で、新山口には7時17分に到着。

新山口発特急スーパーおき2号が8時52分発なので、のんびり駅周辺でも散策しようかと思っていたら、広島以上の寒さに待合室に釘付けになる。

広島や山口は瀬戸内海に面した温暖な気候と勝手にイメージしていたので、関東より寒くなるとは思わなかった。

約1時間半の待ち合わせの時間でやったことは、平成元年に泊まったことのあるホテルアルファーワンを駅から見たことと、スーパーおきの自由席券を指定席券に変えてもらったことだけで、ぼんやりと過ごす。

3両編成のスーパーおきは定刻8時52分に新山口を発車し、山口の平凡な田園風景をしばらく進むと、津和野で進行方向左側に太皷谷稲成神社が見えてくる。

太皷谷稲成神社は千本の鳥居が連なり、車窓からもその様子が見えるので、山口線の車窓で一番のハイライトの区間だ。


【車窓から見る太鼓谷稲荷神社】

津和野から益田までは特に車窓で目立つところは無いが、益田からは日本海に沿って走るので
浜田までは日本海の青い海と赤い石州瓦のコントラストが鮮やかな区間が続く。


【益田ー浜田間の車窓 青い海と石州瓦】

浜田には11時2分に到着し、11時53分発浜原行きを待つが、伝え聞く三次の混雑ぶりとは対照的にホームには自分以外誰もいない。
そのうち、地元の若い人や三江線目当てと見られる熟年夫婦がポツポツと現れるくらいで、浜原行きの気動車が入線してくる頃でも10人くらいだった。


【浜田に入線してきた浜原行き三江線】

そんな調子で、浜原行きはごく普通の長閑なローカル線という趣きで、のんびりと車窓を堪能し江津に到着。


【浜田ー江津ー因原 車窓風景】

江津には12時19分に到着し、34分に発車するのでホームに出て三江線の車体を撮影したり過ごしていると、少しずつ乗客が増えて席はほぼ埋まる。

江津を出るとすぐに左車窓は広々とした江の川になり、しばらくは川沿いを進む。


【滔々と流れる江の川】

三江線は山陰の島根県江津市から山陽の広島県三次市まで走るが、分水嶺を越えないのでほとんどを江の川に沿って走る。

三江線は区間別に分けると、江津から浜原までの旧三江北線と口羽から三次までの旧三江南線はほとんどを川沿いに時速30キロ代でのろのろ走るが、浜原から口羽までの新線区間はトンネルで山をブチ抜いて走るから、非常に高速で走る。

もっとも今日は、浜原まで行かずに途中の因原で江津に引き返すので、今日は終始のんびりとローカル線に揺られる。

江津から因原まではほとんどを江の川沿いに走るが、蛇行する川に沿ったり、短いトンネルを抜けたり、江の川を渡る橋が見えたり、河川氾濫時に閉めるための陸閘門を通ったり、どこかのテレビ局がテレビカメラを回し始めたり、女子アナが駅にいたり、並行する道をカメラを回しながら車で並走したりと、退屈どころか盛りだくさんで飽きはしなかった。というか、テレビ局邪魔だなあと思っているうちに因原に到着。


【テレビ局が車で並走してくる】

因原は三江線沿線の中でも、駅周辺に道の駅やコンビニなどがあって、賑やかな部類の駅に入る。

三江線沿線で町らしいのは、江津と三次以外では、因原と隣の石見川本と粕淵と浜原と川戸くらいのもんで、あとは商店が見当たらないような所ばかりだから、食事や買い物には難儀する。

鹿賀にはコインレストランかわもとというレトロ自販機の置いてある所があるが、マニア以外にはおすすめできないかもしれない。

レトロ自販機マニアは、うどんとラーメンの自販機目当てに全国各地から集まっては来るけれど。

因原で写真をバシャバシャ撮っていると、ほどなくして江津行きがやってくる。

江津行きは2両だけど、席は埋まっているので立って外の景色を眺める。

立っていた場所は2両目の先頭なので1両目の窓との隙間から車窓を眺めるが、バックミラー越しに流れていく車窓を眺めるのもなかなかオツなものだ。

車窓を隙間から眺めていると、1両めの後ろの窓にカメムシが張り付いている。

こんなもんが車内に入ってきたらたまったものではないので、何かの拍子に車内に入らないように祈る。


【窓にへばりつくカメムシ】

来る時と反対の行程を戻って江津本町で降りる。江津本町は江津のひとつ手前の駅で、本町と名乗ってはいるが秘境駅の部類に分類されている。


【町が見当たらない江津本町駅】

駅に降りると、秘境駅だけあって周囲には何もない。ホームの前は河口近くの広々とした江の川が大河の如き風情でゆったりと流れている。


【線路の向こうは江の川の雄大な流れが】

江津側にはすぐトンネルがあって、乗ってきた気動車はその暗い穴に吸い込まれて行く。

しかし、駅に沿った細い道を江津方面に向かって歩いて行くと、すぐに町が現れる。

町と言ってもひっそりとしていて人通りは無いが、かつては江津の中心部だったので、旧江津郵便局というレトロな建物が残っていて、落ち着いた古い町並みが江の川のほとりで佇んでいる。

その町並みの脇を三江線の鉄橋が通り、家々の石州瓦と江の川が一緒に撮影できるポイントがあるのをネットで発見したので早速行ってみる。

撮影ポイントは町の外れの目立たぬ場所で、細い路地を通り抜けた所から階段で上がった所にある、山際の擁壁の上にある5,60センチくらいの細いわずかばかりの平坦な場所なので、撮影に気を取られていると落下する恐れがあるので足下をしっかり確認する。


【擁壁から見える風景 パノラマで撮影】

やがて、429D列車が江津を発車する15時15分になったので左手にビデオカメラ、右手にカメラを構えて待ち構えていると、ゴトゴトと列車の音が聞こえてくる。

足下を何度も確認しながら列車が眼前を通過する瞬間をビデオカメラで追いながら、右手のカメラのシャッターを切る。

カシャカシャとなるシャッター音がビデオカメラに残るので、コンデジかiphoneにすれば良かったと後悔したが後の祭りだ。

しかも、画像は若干斜めに写っているのでイヤになる。


【三江線と石州瓦と江の川】

擁壁を降りて町並みを散策すると、旧江津郵便局のハイカラな洋風建築や大きなお屋敷、寺社仏閣が散見されて、かつては江津の中心部だったことが偲ばれるが、今はひっそりとしている。

町並みを見下ろしながら通る三江線の鉄橋を下から見上げながら通ると、江の川の堤防に出る。

江の川の堤防からは江の川の滔々とした流れ、江津本町の町並み、三江線の鉄橋が見渡せる。

堤防沿いをそのまま歩いて山陰本線の鉄橋の所を左に曲がって歩くと、堤防から約10分ほどで江津駅に辿り着く。

江津駅の場所を確認して、急いでホテルにチェックインして荷物を置いて駅に戻り、16時33分発の浜原行きを待つ。

先ほどの江津本町の町並みを列車から前面にかぶりついて見るために、江津本町まで一駅だけ乗るのだ。

浜原行きがホームに入線して乗り込むと、他には誰もいない。

三次発の424Dは混雑しているというのに、この列車が本来の三江線そのもののガラガラなのは、浜原で三次行きに乗り換えても浜原から先は暗い中を走って景色が見えないからだと思う。

せっかく乗りに来たのに、景色が見えないのでは意味がない。

しかし、松江方面から特急列車が到着すると10人ちょっとくらいは乗ってきたから、少しは賑やかになって定刻発車。

今度は車両の先頭に立ち、前面展望を楽しむ。

山陰本線から分かれたレールは藪の中、住宅街を通り江の川ぞいの道を並走して、江津本町の町中では鉄橋を走り、右は町を左は江の川を望む景色の良い場所をあっという間に通り過ぎ短いトンネルを通過すると江津本町駅に着く。

江津本町で後ろ髪を引かれる思いで降りて、列車を見送ると、再び江津本町の町中を写真を撮りながらゆっくりと通りホテルに戻る。

駅やホテルの近辺にはスーパーはおろかコンビニすら無いので、10分ほど歩いた所にあるゆめタウンという複合商業施設に向かう。

ゆめタウンにはスーパーやモスバーガーがあり、道の向こうにはローソンまである。至れり尽くせりだ。

スーパーで刺身を、モスバーガーでモスチキンを、ローソンで焼き鳥やビール等を購入してホテルに戻り、大浴場の温泉に浸かってから夕食を食べる。

スーパーで買った刺身は地元産だから気分的にさらに美味しく感じられる。


【浜田産いさきと島根県産ばとう】

その土地の物を食べるのも、旅先の楽しみだ。

時間と金銭的余裕が無いとコンビニで誤魔化すこともあるけれど。

翌日の始発は朝5時53分発なので4時には起きないといい席には座れそうにないので食事もそこそこに眠ることにする。



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