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【秘境駅】土砂降りの小幌駅に降り立つ

北海道の室蘭本線に日本一の秘境駅と言われている駅がある。
日本一の秘境駅は小幌駅と言って、北海道の大動脈函館本線の主要駅であり、かつ室蘭本線始発駅の長万部駅から二つ目にある。

小幌駅は周囲に民家も舗装道も無く、近くを走る国道37号線には、まるでけもの道の如き心細い道が通っているだけ。
駅の近くには海があり、小幌海水浴場とか、小幌洞窟、さらには岩屋観音なるものがあるが、そこに行くにももちろん未舗装の道を行かねばならないので、ちょっとした探検気分を味わえるロケーションなのだが、僕はもちろんそんな面倒くさい探検はしない。
何故なら、この辺りにはマムシが棲息しているので、咬まれたらエライことになる。清楚な美少女が咬まれたら、毒を吸って吐き出してくれる人物はお呼びでないのにワラワラと集まって来そうだが、僕みたいなオジさんはトドメを刺される危険がある。
よって、余計な探検は回避しておく方が無難のように思われる。
観音様を拝んで旅行の無事を願いたいのは山々だが、マムシに噛まれたら無事もへったくれもないのだ。

というワケで、日本一の秘境駅小幌駅を目指すことになったものの、深入りは厳禁と肝に銘じ計画を立てることに相成った次第なのである。

小幌駅に発着する列車は年々少なくなり、2016年7月現在では午前中に長万部行きが1本のみ、午後は長万部方面3本と室蘭方面2本と寂しい限りで、スケジュールの組み立てが難しい。

何せ、駅前はおろか駅周辺には時間を潰せる場所は何もないので、午前の列車で来ても暇を持て余す。
マムシも嫌だが、ヒグマなんかに登場されたら逃げるのは不可能だし、なるべく次の列車との時間差は少ないに越したことはない。
しかも、上り4本下り2本という変則的な時刻なので尚更スケジュールが組みにくいのだ。

小幌に停車する列車を列挙すると、

08:38 東室蘭発長万部行き

15:13 東室蘭発長万部行き

15:43 長万部発東室蘭行き

17:38 東室蘭発長万部行き

19:46 長万部発室蘭行き

20:03 室蘭発長万部行き

この時刻だと、東室蘭方面から長万部行きに乗って、15時13分に小幌に降りて15時43分の東室蘭行きに乗って戻るパターンが一番現実的に思える。
19時46分で来て20時03分で帰るパターンもあるけど、夜中で真っ暗だからあまり楽しめそうにない。
冬の夜だと幻想的な光景を見ることができるかもしれないが、あいにく今は夏なので、15時代のパターンにするしかない。これだと30分の余裕があるので、写真を撮ったり周辺を散策するにはちょうどいい。

小幌に行く時間が決まったので、それに合わせたスケジュールを組み立てていくことにする。

東京6時32分発はやぶさ1号に乗り、新函館北斗に10時58分に到着。
新函館北斗で11時9分発札幌行きのスーパー北斗9号に乗り長万部着12時20分で長万部名物かにめしを食べて、13時43分発の札幌行きスーパー北斗11号に乗って、洞爺着14時9分で降りて14時45分発の長万部行きで元来た方向に向かって15時12分に小幌に到着。
帰りは15時43分発の東室蘭行きに乗って、東室蘭16時56分着で東室蘭のホテルにチェックインという計画を立てた。

そして、当日の朝を迎えて天気予報を見ると、東北北海道方面は生憎の雨予報。

不安な気持ちで新幹線に乗り込んで車窓を眺めていると、岩手辺りでは晴れ間も差して来たのでホッとしていたのも束の間、北海道へ上陸する頃には雲行きが段々怪しくなり、長万部に降り立った時は強めの雨になっていた。

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【長万部駅至近のかなやさん】

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【駅弁と同じかにめし】

とりあえず、昼食をかにめし本舗かなやの食堂で駅弁のかにめしと同じかにめしを食べて店を出ると、強めの雨はとうとう土砂降りとなって、駅のホームに至っては横殴りの雨が叩きつけて、屋根があってもまるで意味の無い状況になっていた。


【豪雨の長万部駅2016/07/02】

雨が弱まるのを祈りながら札幌行きのスーパー北斗11号に乗って洞爺に降り立つと、雨が弱まる様子は一向に見られないので、コインロッカーに荷物を預けようとすると、ロッカーの数は少なく、空きは700円しかないので、イヤイヤ700円を投入して長万部行きの車両に乗り込み小幌駅に近づくと、雨は更に勢いを増してくる。


【前面展望】礼文ー小幌車窓風景・室蘭本線2016/07/02【秘境駅】

こんな天候で雨を凌ぐ場所も無い小幌駅に降り立つ無謀なバカは自分だけかと思いきや、土曜日のせいか意外に7、8人も降り立つので驚く。

それぞれ、そこらへんの見学やら写真撮影を思い思いにしているが、雨は全然弱まる様子もない。
ホームも所々水溜りが出来ていて、靴は当然水浸しになってどうにもならない。

駅周辺を見ていると、けたたましい警報機が鳴り響き、特急列車や貨物列車がフルスピードで猛然と駆け抜けていくので風圧が凄まじい。
案の定、貨物列車が駆け抜けていくシーンを動画撮影していたら、貨物列車がトンネルから出てきた瞬間の風圧でビニール傘が破壊されてしまったのだ。
この時は、もう一人ホームにいたが、その人も同時に傘がおちょこになってしまっていた。


【猛烈な勢いで突進してくる貨物列車に恐怖を覚える】

破壊されたボロボロの傘をなんとか元に戻したものの、カメラやiPhoneを守るのが精一杯で、身体中ズブ濡れになり、這々の体で倉庫らしき建物の僅かばかりの庇に逃げ込むと、札幌から来たという女性から傘も持たずに降り立ったという話を聞いて驚く。
その女性はそこから動くこともできずに気の毒だったが、パーカーのフードを被ってなんとか凌いでいた。

とにかく、ビショビショになりながらも、はるばる遠方からやって来たのだから、洞窟とか観音様の方向にちょっとだけ行ってみることにした。
この土砂降りだから、さすがに自分以外は誰も足を向けなかったが、洞窟と海水浴場の看板のあるところまで行って戻って来た。
洞窟方面はともかく、海水浴場方面は道が急に狭まり、両脇が藪なのでマムシがいる可能性は高いと思われるから、無理はしないに越したことはない。

IMG_8924.JPG
【深入りするのがためらわれる小道】

土砂降りで、思ったように写真や動画を撮れなかったが、先ほどの札幌の女性が言っていた「今日のことは一生忘れないでしょうね」との発言通り、この日の悪天候の秘境駅探訪は深く心に刻む強烈な体験となった。
こういった稀有な体験が出来る日にここに来れたのも、ある意味幸運なのかもしれない。

というわけで、小幌での約30分はあっという間に過ぎ、東室蘭行きの列車に乗り込み秘境駅を後にしたのだが、カメラを取り出すのが間に合わず、列車内からの駅を撮ることが出来なかったのは心残りだった。


【土砂降りの小幌駅を徘徊する様子】

当初は、この列車で真っ直ぐ東室蘭に向かう予定だったが、洞爺駅のコインロッカーの荷物を回収しなければならないので、東室蘭16時56分着の予定が次のスーパー北斗15号で17時16分となった。
たった20分の差だから大した影響は無かったけど、洞爺駅にやたらいた中国人観光客の騒がしさに付き合わされたのはちょっとげんなりした。
この駅は中国人観光客の乗降が多いらしく、洞爺駅では中国語のアナウンスもしていた。
駅のホームに立って列車を待っていると、一体何処の国にいるのかワケがわからなくなりそうになってしまった。


【日本人の肩身が狭い洞爺駅】

そんなこんなで、ズブ濡れの靴を引きずりながらホテルにチェックインする。
早速ドライヤーで靴に熱風を送り込むも、そう簡単に乾くわけもなく、シャワーを浴びて名物の室蘭焼鳥を食べに街へ出る。
美味しいと評判の店をネットで検索して行くと満員の大盛況で、少し待って通される。
味は評判通り美味しく、なかなかのもんだったと思う。

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【室蘭焼鳥とザンギで一杯】

帰りに北海道では有名なセイコーマートというコンビニに寄って、メロン味のチョコをかけた北海道メロンというアイスを買って帰ると、これがまた美味い。

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【北海道メロンのアイスバー】

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【メロン味のチョコでコーティングされている】

ディナーとデザートを満喫してホッとするのも束の間、せっせとドライヤーで靴を乾かす。
しかし、懸命に乾かしたものの結局は生乾きで、気持ちの悪いまま翌日も履く羽目になる。

翌日は朝イチの特急で札幌まで行って、札幌から同じルートを戻って函館行きの臨時特急北斗84号に乗る。

東室蘭から素直に函館に行けばいいものの、例によって車窓を撮影するためだけに札幌まで引き返すのだ。
しかも、この臨時特急は砂原線回りという珍しいルートを通る。
とは言っても、砂原線を回るのを知ったのは乗ってからだったのだけど。

森を過ぎて、砂原線の東森の駅が見えるかなと見ていたら、何と東森駅を通過するのでおかしいと思って調べたら砂原線回りだった。
貴重な動画は撮れたけど、特に目立った所もなかったなというのが正直な感想だったが、ここもそのうち廃線の憂き目に合うかもしれないから、記録を残しておくのは重要だ。


【札幌ー函館間車窓風景・函館本線特急北斗84号砂原線経由2016/07/03 】

車内にはサッカーユニを着た人が多くいたが、函館が近づくにつれ更にユニを着出す人が増えたので、何かと思ったら、コンサドーレ札幌の試合が函館であるらしい。
朝早く、ラッキーピエロに電話予約した時に品切れのハンバーガーがあったのはこれの所為かと合点がいった。
ホタテのハンバーガー食べたかったのにと、白い恋人のロゴの入ったユニを恨めしく思った。

まあ、それでも無事にお土産用のハンバーガーを購入し、そのうちの1個を函館駅前のベンチでかぶりついて、函館ライナーに乗り込んだ。

乗り換え駅の新函館北斗は、何もないローカル駅に新幹線の駅を作ったので、駅の建物だけは立派だが、駅周辺はほとんど何もないような所だった。


【新函館北斗駅前〜ほとんど何もない駅前 】

また、函館駅まで片道16〜19分という中途半端な時間が結構めんどくさいので、開業ブームが去ったら観光客数に影響が出やしないか余計な心配をしてしまう。

そんな、ローカル臭漂う新函館北斗駅をラッキーピエロで買ったハンバーガーの匂いをプンプン漂わせながら新幹線に乗り込むのであった。

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