白い氣守を求めて〜三峯神社
秩父の山奥にある三峯神社は、観光シーズンには駐車場待ちの車の行列で山道の渋滞が凄まじい。
特に、毎月1日は通常の御守りのパワーアップバージョンの「白い氣守」の頒布があるので、さらに渋滞する。
その中でも11月1日は日曜日と紅葉のシーズンが重なりかなりの渋滞が予想されたので、去年の様子を紹介しているブログを検索したりして覚悟を決めて出かけたのだが、過去1番と言われた去年をはるかに超える渋滞に遭遇して酷い目に会ってしまった。
【三峯神社へのバスの起点西武秩父駅】
当日、一番早い三峯神社行きの9時10分発のバスに乗るために、一番早く運行する西武秩父行きの特急の所沢6時44分始発ちちぶ61号に乗り込み、西武秩父に7時42分に着いて、バス停に並んだら既に20人くらい並んでいる状態だった。
多客期にはバスが最大4台は来るそうなので、立つ心配はないので一安心していたら、電車が到着するたびに列は伸びて200人から300人くらいの人数に膨れ上がってしまった。
【出発間際には更に膨れ上がった乗客】
これだけの人数が4台のバスに乗り切れるか心配していたら、何と合計6台ものバスを手配して対応。
並んでいる待ち客を先着順に6台のバスに座らせてから、残りの客を誘導するという極めて公平なやり方をしてくれたので、早く来た人がどさくさで座り損ねることはなかったよう。
【秩父鉄道三峰口駅】
西武秩父駅を出る頃には既に立ち客も多かったのだが、秩父鉄道の終着駅三峰口駅で更に多くの人が乗り込んで来て満員になったバスは途中から渋滞に巻き込まれ始めて、三峯神社到着予定の10時25分から大幅に遅れて途中の秩父湖に11時50分頃に到着するという有様で、痺れを切らした立っていた乗客が20人近く降りてしまった。
恐らく、三峯神社へ向けて歩いて行った人と、トイレが不安な高齢者と、秩父湖を観光して引き返して行った人とがそれぞれいたのだろうと思う。
【秩父湖(ニ瀬ダム)を通過】
秩父湖バス停の時点で1時間25分の遅れは、そこから先の迂回不能の一本道の山中に進んで行くものだから、当然遅れは酷くなって、進んでは止まりの繰り返しがやがて止まっている方が多くなり、道脇に乗り捨てられたマイカーも目にするようになって、バスの乗客もどんどん途中でバスから降りて歩き出し(秩父湖からはフリー乗降区間)、とうとう去年の到着時刻14時30分を過ぎてもまだ3キロという状態だったので、我々もさすがに痺れを切らして、バスから降りて歩くことにした。
【思わず難民と見紛う後続バスの乗客の皆さん】
歩き始めてからすぐに道の下を見ると、後続のバスを見捨てた乗客の群れが山の斜面を登ってくるところと遭遇して、思わず、「難民?」とハンガリーの国境警備隊のような気分になってしまうほどの凄まじさだった。
【歩を進めると目につく乗り捨てられたマイカー】
3キロの道のりを11度の気温の中、汗をかきながら歩いて行くと、そこここに乗り捨てられたマイカーが目について、マナーも守れない人達が参拝する意味を考えたりなんかしてバカバカしくなったりもしてくる。
そんなこんなで、ようやく神社へと向かう歩行者用の山道を発見して、何とか鳥居まで辿り着けた。
【立て札を見て思わず歓喜】
【鳥居に向かう歩行者道】
鳥居に辿り着くと、二人の神官が白い氣守頒布引換券を配っていたところだったので、有り難く引換券を手にすることができた。
【白い氣守の案内】
【白い氣守引換券】
【三峯神社の三ツ鳥居】
しかし、この時点で既に
15時30分と
三峯神社到着予定の10時25分から遅れること、約5時間。
西武秩父駅から、
約6時間半
もの時間がかかったのだ。
しかも、バスにそのまま乗っていたら、三峯神社到着は
16時40分(1台目)〜17時05分(6台目)
に到着してたのだから、
あんまりだ!
くらい言ったってバチは当たんないよね?
不思議なもので、鳥居をくぐって参道を歩いて行くとバスの中や山道でのイライラも吹き飛び、心静かな気分になれた。
もっとも、手水舎で横入りしやがったジジババにはイラついて睨んでしまったから、修行が足りないような気もする。
【夕陽で神々しい山門】
【本殿への階段】
というわけで、ようやく白い氣守を頒布していただけると安心したのもつかの間、本殿への参拝も、白い氣守引き換えも長蛇の列。
この時点で、3時45分くらいになっていたので、参拝してから白い氣守をと思って参拝の列に並んだものの列は遅々として進まず、このままでは5時までの引き換えの時間に間に合わなくなるのは確実なので20分ほど並んだところで参拝は断念して次回に持ち越すことにして、白い氣守の列に並ぶことに。
【ようやく白い氣守をいただく】
並び直して30分くらいで、白い氣守を頂くことができたので目標の一つは何とか達成したものの、やはり参拝できなかったことは、いくら次回来ると誓っても悔いが残ってしまった。
正直、白い氣守を手にした後に参拝しようとも思ったけれど、帰りのバスも当然遅れるはずだし、実際に最後のバスは西武鉄道も秩父鉄道も終電に間に合わなかったので、ギリギリの状態だったのだと、翌日の西武観光バスの公式ページを見て胸を撫で下ろしてしまったのだった。
【11月1日の惨状】
【朝9時10分発のバスが夕方に到着】
しかも、終電に間に合わなくても、宿代等の補償は出来かねますと書いてあるので、万が一遅れたら踏んだり蹴ったりになるところだったと肝を冷やしてしまった。
う〜ん、留辺蘂もとい恐るべし三峯神社。
【白い氣守は桐の箱に収められている】
【ご神木入りの白い氣守】
家に着いて、白い氣守を手にしてまず思ったことは、スムーズに参拝できますようにということと、参拝客のマナーが向上しますようにということ。
それにしても、さすがに疲れ果てました。
「下町ロケット」の予約録画をしておかなければ危うく見そびれるところだった(笑)
特に、毎月1日は通常の御守りのパワーアップバージョンの「白い氣守」の頒布があるので、さらに渋滞する。
その中でも11月1日は日曜日と紅葉のシーズンが重なりかなりの渋滞が予想されたので、去年の様子を紹介しているブログを検索したりして覚悟を決めて出かけたのだが、過去1番と言われた去年をはるかに超える渋滞に遭遇して酷い目に会ってしまった。
【三峯神社へのバスの起点西武秩父駅】
当日、一番早い三峯神社行きの9時10分発のバスに乗るために、一番早く運行する西武秩父行きの特急の所沢6時44分始発ちちぶ61号に乗り込み、西武秩父に7時42分に着いて、バス停に並んだら既に20人くらい並んでいる状態だった。
多客期にはバスが最大4台は来るそうなので、立つ心配はないので一安心していたら、電車が到着するたびに列は伸びて200人から300人くらいの人数に膨れ上がってしまった。
【出発間際には更に膨れ上がった乗客】
これだけの人数が4台のバスに乗り切れるか心配していたら、何と合計6台ものバスを手配して対応。
並んでいる待ち客を先着順に6台のバスに座らせてから、残りの客を誘導するという極めて公平なやり方をしてくれたので、早く来た人がどさくさで座り損ねることはなかったよう。
【秩父鉄道三峰口駅】
西武秩父駅を出る頃には既に立ち客も多かったのだが、秩父鉄道の終着駅三峰口駅で更に多くの人が乗り込んで来て満員になったバスは途中から渋滞に巻き込まれ始めて、三峯神社到着予定の10時25分から大幅に遅れて途中の秩父湖に11時50分頃に到着するという有様で、痺れを切らした立っていた乗客が20人近く降りてしまった。
恐らく、三峯神社へ向けて歩いて行った人と、トイレが不安な高齢者と、秩父湖を観光して引き返して行った人とがそれぞれいたのだろうと思う。
【秩父湖(ニ瀬ダム)を通過】
秩父湖バス停の時点で1時間25分の遅れは、そこから先の迂回不能の一本道の山中に進んで行くものだから、当然遅れは酷くなって、進んでは止まりの繰り返しがやがて止まっている方が多くなり、道脇に乗り捨てられたマイカーも目にするようになって、バスの乗客もどんどん途中でバスから降りて歩き出し(秩父湖からはフリー乗降区間)、とうとう去年の到着時刻14時30分を過ぎてもまだ3キロという状態だったので、我々もさすがに痺れを切らして、バスから降りて歩くことにした。
【思わず難民と見紛う後続バスの乗客の皆さん】
歩き始めてからすぐに道の下を見ると、後続のバスを見捨てた乗客の群れが山の斜面を登ってくるところと遭遇して、思わず、「難民?」とハンガリーの国境警備隊のような気分になってしまうほどの凄まじさだった。
【歩を進めると目につく乗り捨てられたマイカー】
3キロの道のりを11度の気温の中、汗をかきながら歩いて行くと、そこここに乗り捨てられたマイカーが目について、マナーも守れない人達が参拝する意味を考えたりなんかしてバカバカしくなったりもしてくる。
そんなこんなで、ようやく神社へと向かう歩行者用の山道を発見して、何とか鳥居まで辿り着けた。
【立て札を見て思わず歓喜】
【鳥居に向かう歩行者道】
鳥居に辿り着くと、二人の神官が白い氣守頒布引換券を配っていたところだったので、有り難く引換券を手にすることができた。
【白い氣守の案内】
【白い氣守引換券】
【三峯神社の三ツ鳥居】
しかし、この時点で既に
15時30分と
三峯神社到着予定の10時25分から遅れること、約5時間。
西武秩父駅から、
約6時間半
もの時間がかかったのだ。
しかも、バスにそのまま乗っていたら、三峯神社到着は
16時40分(1台目)〜17時05分(6台目)
に到着してたのだから、
あんまりだ!
くらい言ったってバチは当たんないよね?
不思議なもので、鳥居をくぐって参道を歩いて行くとバスの中や山道でのイライラも吹き飛び、心静かな気分になれた。
もっとも、手水舎で横入りしやがったジジババにはイラついて睨んでしまったから、修行が足りないような気もする。
【夕陽で神々しい山門】
【本殿への階段】
というわけで、ようやく白い氣守を頒布していただけると安心したのもつかの間、本殿への参拝も、白い氣守引き換えも長蛇の列。
この時点で、3時45分くらいになっていたので、参拝してから白い氣守をと思って参拝の列に並んだものの列は遅々として進まず、このままでは5時までの引き換えの時間に間に合わなくなるのは確実なので20分ほど並んだところで参拝は断念して次回に持ち越すことにして、白い氣守の列に並ぶことに。
【ようやく白い氣守をいただく】
並び直して30分くらいで、白い氣守を頂くことができたので目標の一つは何とか達成したものの、やはり参拝できなかったことは、いくら次回来ると誓っても悔いが残ってしまった。
正直、白い氣守を手にした後に参拝しようとも思ったけれど、帰りのバスも当然遅れるはずだし、実際に最後のバスは西武鉄道も秩父鉄道も終電に間に合わなかったので、ギリギリの状態だったのだと、翌日の西武観光バスの公式ページを見て胸を撫で下ろしてしまったのだった。
【11月1日の惨状】
【朝9時10分発のバスが夕方に到着】
しかも、終電に間に合わなくても、宿代等の補償は出来かねますと書いてあるので、万が一遅れたら踏んだり蹴ったりになるところだったと肝を冷やしてしまった。
う〜ん、留辺蘂もとい恐るべし三峯神社。
【白い氣守は桐の箱に収められている】
【ご神木入りの白い氣守】
家に着いて、白い氣守を手にしてまず思ったことは、スムーズに参拝できますようにということと、参拝客のマナーが向上しますようにということ。
それにしても、さすがに疲れ果てました。
「下町ロケット」の予約録画をしておかなければ危うく見そびれるところだった(笑)
JUGEMテーマ:パワースポット
- 2015.11.03 Tuesday
- 埼玉を歩く
- 09:00
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- by ジョニー大倉山
『難民』の一人です。大変な一日でしたね。
私たちも7時に新宿を出発したバスツアーに参加したのですが(オレンジのベストを着たオジサンが添乗員)、本来であれば秩父神社、宝登山神社も回る予定が5時に三峯神社を出発して新宿にトンボ返り22時過ぎに着きました。
ゆっくり参拝できなかったのが心残りでしたので、今度は平日に行こうと思っています。
とても気持ちのいい場所でしたからね。
もう私は朔日や土日祝に行こうとは思いませんが、マイカー規制してほしいですね。
お疲れさまでした