トースト食べ放題の「六本木」〜新宿
昭和の昔、
新宿西口に「六本木」
という名前のややこしい喫茶店があった。
「六本木」は
トースト食べ放題
という太っ腹な店で、我等貧乏人に取ってはありがた〜い店だった。
システムは確か、席に座って何かドリンクを頼むと、トーストを乗せたトレイを持ったウェイターやウェイトレスが「トーストいかがですか?」てなことを、球場の売り子風に声を出しながら客席を巡回するというものだった。
さすがにトーストだけだと飽きると思われるかもしれないが、若い胃袋はトーストの10枚くらいは難無くペロリと平らげてしまうから何も問題はなく、何だったら、20枚くらいはいけちゃったのかもしれない。
とにかく腹が減ってりゃ何でもいけちゃうのが若さのいいところで、腹がいっぱいになりさえすれば贅沢なんて言っていられるわけもない。
しかし、だからといって、決してまずいトーストを出してたというわけではなく、ちゃんとした普通の美味しい(多分)トーストを出してくれちゃっていたのであった。
そんな「六本木」も既に閉店し、話を聞くことも無くなってしまったのだが、地下の薄暗い店内に澱んでいた妙な活気のある雰囲気をもう一度味わってみたい衝動に駆られてしまう。
ただ、店の場所はうろ覚えで、西口のヨドバシカメラ本店の近くの雑居ビルの地下にあったように思う。
新宿西口に「六本木」
という名前のややこしい喫茶店があった。
「六本木」は
トースト食べ放題
という太っ腹な店で、我等貧乏人に取ってはありがた〜い店だった。
システムは確か、席に座って何かドリンクを頼むと、トーストを乗せたトレイを持ったウェイターやウェイトレスが「トーストいかがですか?」てなことを、球場の売り子風に声を出しながら客席を巡回するというものだった。
さすがにトーストだけだと飽きると思われるかもしれないが、若い胃袋はトーストの10枚くらいは難無くペロリと平らげてしまうから何も問題はなく、何だったら、20枚くらいはいけちゃったのかもしれない。
とにかく腹が減ってりゃ何でもいけちゃうのが若さのいいところで、腹がいっぱいになりさえすれば贅沢なんて言っていられるわけもない。
しかし、だからといって、決してまずいトーストを出してたというわけではなく、ちゃんとした普通の美味しい(多分)トーストを出してくれちゃっていたのであった。
そんな「六本木」も既に閉店し、話を聞くことも無くなってしまったのだが、地下の薄暗い店内に澱んでいた妙な活気のある雰囲気をもう一度味わってみたい衝動に駆られてしまう。
ただ、店の場所はうろ覚えで、西口のヨドバシカメラ本店の近くの雑居ビルの地下にあったように思う。
- 2011.06.19 Sunday
- 新宿周辺を歩く
- 17:20
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- by ジョニー大倉山