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九段下ビル内部潜入〜神田神保町

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    神田神保町の外れ、俎板(まないた)橋際に九段下ビルという

    1927年(昭和2年)築の

    廃墟系の建物
    というか、

    廃墟同然なのに強引に

    使用しているビルがある。

    このビルは九段下駅と神保町駅からの至近距離にあり、首都高からもその全貌がよく見えるため存在自体は有名なビルだが、内部の様子はあまり知られていない。

    ところが今回、美学校主催のイベント、

    「九段下クラシック」Kudanshita Classic

    佐藤裕介/鈴木かつ恵/田口亜由美/辻真人/所依利架/鍋田庸男


    という展覧会で九段下ビルの内部が一部公開されることになった。

    期間は2010年4月16日(金)〜4月18日(日)19時迄の三日間と期間は短いが、

    入場料がタダ!

    という美学校の皆様方に大いに感謝のイベントなのである。

    けっして、大掛かりなイベントではなかったけれど、ビルの存在自体が生かされた展示というか、フランス大使館で開催された「NO MAN`S LAND」をかなり抑制したような雰囲気の展覧会といった印象で、特に「超芸術トマソン」あたりが好きな人におすすめという感じだった。←ポイントがズレてたらゴメンね。

    というか、「超芸術トマソン」作者の赤瀬川原平の「トマソン観測センター」のメンバーは美学校の生徒の皆さんだったはず。

    九段下ビル20100417-1

    俎板橋際にある「九段下ビル」の全貌。外壁落下防止のネットがどんどん増えていって、営業しているテナントも「喫茶カリーナ」と「Bistro Mr.Beans」の二つの店舗だけになってしまった。ひょっとすると、平日は「伊藤眼鏡店」も営業してるのかもしれないが。

    ちなみに、首都高からは同潤会アパートの「江戸川アパート」の廃墟も見ることができたが、7年くらい前に解体され新たに「アトラス江戸川アパートメント」として建て替えられている。

    九段下ビル20100417-3

    九段下ビルの入り口。入り口は右側と中央部と二つあるが、画像の入り口は右側の入り口。

    よーく見ると、入り口上の看板が左に微妙に傾いている。

    九段下ビル20100417-2

    今回、展覧会が開催されたのは三階の一部。入り口の上が階段になっているが、その階段部分の右側の三階の部分。

    九段下ビル20100417-4

    入り口に貼ってある「九段下クラシック」の案内。

    「ご自由」にの御言葉に甘えて潜入を決行し、めったに見ることのできない内部の見学という貴重な体験をさせていただいた。感謝。

    九段下ビル20100417-18

    入り口内部の暗い空間。1927年築という歴史を感じさせられる。

    九段下ビル20100417-17

    一階から見上げた階段の様子。

    九段下ビル20100417-10

    展覧会場3階のエントランス。

    九段下ビル20100417-11

    展覧会場入り口から中の様子を覗う。

    九段下ビル20100417-9

    今度は会場内部から入り口を見る。

    九段下ビル20100417-12

    内部に入ると、一面細かい砂が敷き詰められている。これも展示の一環らしい。

    九段下ビル20100417-13

    会場に取り付けられていた、シャープ製の古いエアコン(かな?)。当然、使える代物ではなさそう。

    九段下ビル20100417-14

    展示物の一部の絵画と「号外」。

    九段下ビル20100417-15

    部屋の窓から望む俎板橋と首都高。

    九段下ビル20100417-16

    「九段下クラシック」の告知絵葉書と絵葉書が置いてある年代物の机。

    机の下には懐かしい黒電話が。

    いったい、どこまで展示物なんだかよくわからないが、こういう空間に触れることはとても貴重だと思う。

    九段下ビル20100417-5

    ビルの裏側に面した部屋と、その表に展開する手摺りのないテラス(かな?)。

    九段下ビル20100417-6

    砂の山とその上のプレート、壁には6枚のポートレートと一番左に「九段下クラシック」のカード。

    おそらく、ポートレートは展覧会を主催した6名のアーティストの方々と思われる。

    九段下ビル20100417-7

    部屋の外のテラス部分。手摺りがないので非常に恐い。

    九段下ビル20100417-8

    テラスの際のところから下を覗くと恐怖心で足が竦む。

    カメラマン飯村昭彦氏の麻布谷町煙突写真がいかに凄いか身を持って体験←そんなに大げさではない。

    九段下ビル20100417-19

    表からテラスを見上げるとこのような感じに。

    テラスの上には女性の姿が見える。

    JUGEMテーマ:日記・一般



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    東京に一人旅 東京に一人旅今週の土日(20〜21日)に関西から東京へ一人旅します。先日おススメの場所をどこかと、この知恵袋で質問して、回答もいくつか頂いたのですがもう少し回答が欲しいと思い質問させてもらいます。出来たら写真をとったりして楽しめる場所がいい
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    • 2010/04/20 8:06 AM