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メルヘンの廃墟〜清里2022/03/26春

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    高原に行くと言ったら、イメージ的には春から秋くらいまでがシーズンだ。
    当然オフシーズンはどんな人気観光地だって閑古鳥が鳴いている。
    そこで、オフシーズンの清里に行ってみようと思い立つ。
    今や清里は廃墟の観光地として名高いから、オフシーズンは尚のこと人はいない。
    人のいない清里に行って、ああやっぱりというのもフェアではないけれど、オフシーズンはどんな感じなのかというのも見ておきたい。

    という理屈を付けてはみたものの、実際のところは青春18きっぷがあるから清里まで行って、小海線のHIGHRAIL1375に乗って、小諸、軽井沢、横川から高崎を経て帰ろうという算段なのだ。
    ただ、終点の小諸から軽井沢は他社線になるので使えない。
    軽井沢から横川までのバスも使えない。
    バスに至っては、思いっきり使えないとデカデカと書いてある。

    軽井沢駅バス停の注意書き
    【何かさあ、凄え怒ってるよね?】

    小諸から横川までは青春18きっぷは使えないにせよ、東京ー小諸間と横川ー東京間の距離を乗れば充分元を取れる。
    青春18きっぷは元が取れればいいのだ。
    欲張って長距離を移動しようとすると、結局疲れて新幹線なんか使って、余計な出費になることもあるのだから。
    しかし、勘違いして青春18きっぷでは指定券が使えないと思って清里ー軽井沢間の切符を購入してしまうという痛恨のミスを犯してしまった。
    グリーン指定席券は使えなかったのを勘違いしていたのだ。

    HIGHRAIL1375は小渕沢発だけれど、清里に寄るために一本早い列車に乗る。
    小淵沢10:07発、清里10:32着に乗り清里駅周辺で写真や動画を撮り、11:14発のHIGHRAIL1375に乗ろうというバタバタした計画を立て、何とかならなかったら隣の野辺山か小海まで行って引き換えして、清里でもう一回撮影してから、小渕沢経由で帰ろうという計画だ。

    3月19日早朝、八王子6時35分発松本行きに乗る。
    席は半分くらい埋まり発車すると思いきや、発車間際に子供が10人以上乗って来る。
    このコロナ禍に勘弁してくれと思っていたら、案の定騒ぎ出す。
    ドタドタ動き回るわ大声で騒ぐわ鼻マスクだわ吊革にぶら下がるわ座席に乗るわで大迷惑。
    保護者がいるはずなのだがよくわからない。
    30代らしき中年女性達の声が聞こえてくるから、おそらく保護者らしいが放置してそのまま。
    相模湖辺りで降りるのかと思っていたら、いつまで経っても降りない。
    小渕沢で乗り換える時もまだいたから、諏訪か松本方面へ行くのだろうが、本当に迷惑だった。頼むから家から出るなよと思う。
    しかし、小渕沢で降りる時に他の車両を見たら空いていたので、途中で移動すれば良かった。

    小渕沢で1時間以上待つので、駅のそばを食べに行く。
    塩尻で有名な山賊焼きが乗ったそばがあるから、食券を買ってカウンターの空きを待つ。

    しかし、カウンターが空かないのに食券を持っていかれて作ってしまう。
    他の客が少し横にズレてくれるが狭い。
    今時は立ち食いそばはどこでもカウンターの人数制限をしているのに、対策をまったくしていない。
    ちょっと待ってくださいと言ったら、微妙な空気になる。
    まるで自分が悪いのか?という感じになる。
    奥が空いたので移動して食べる。
    そばはボソボソして美味しくない。
    山賊焼きも特にどうこういうほどでもない。
    食べ終わって、「ごちそうさま」と言ったのに無視される。
    せっかくの旅行をこういう形で台無しにされるとは思いもよらなかった。

    ガキはうるせえわ、立ち食いそば屋は態度悪いわ、両方ともコロナ対策してねえわと気分を害したまま小海線のホームに行く。
    列車は既に到着しているが、乗務員が10分くらい前にならないと来ないから中には入れない。

    特急あずさが到着する度に小海線のホームは人が増えてくる。
    ドアが開き乗客が入ると席はほとんど埋まる。
    野辺山行きなので、ほとんどの乗客が清里か野辺山に向かう。


    【冬枯れの高原を走る小海線】

    清里も野辺山も観光スポットが点在していて、それなりに観光客がいるが、駅前だけ寂れている。
    清里で降りた約30人ほどの観光客のほとんどは、駅前には見向きもせずに散り散りにどこかへ行ってしまう。

    何人か残っていた観光客もファミマに寄ったりちょっと駅前に居ただけですぐにいなくなる。

    誰もいないから、写真や動画を撮るにはちょうどいい。短い時間だけどある程度思い通りに撮れた。
    今回はじっくりとミルクポットの中も撮れたのが良かった。


    【大急ぎで撮影した清里の駅前周辺】

    今回はこんなところで、次回は夏頃に来てまた撮ろうと、30分ほどで大急ぎで撮り終えて駅に戻ると、既にHIGHRAIL1375が入線している。
    この時点ではまだ、指定券だけでは乗れないと勘違いしていたので、とりあえず小海までの切符を購入して、その時の気分で進むか戻るかを決めようと思いホームに入る。
    結局、切符は軽井沢駅で精算したけど、清里と小諸間を余計に払ってしまったと情けなくなる。

    ミルクポットとグリーンパーク
    【あまりにも有名な場所】

    ミルクポット
    【清里の象徴ミルクポット】

    星の王子さま
    【メインからちょっと入った「星の王子さま」】

    乗客がホームに降りて写真を撮っている。清里で何分か停まるからだ。
    3月の下旬とはいえ清里は寒い。
    とっとと列車に乗って寒さをしのぎたい。

    HIGHRAIL1375
    【リゾート列車HIGHRAIL1375】

    午後からは雨の予報が出ているから、小海から清里には戻らずに真っ直ぐ小諸に向かって、軽井沢から横川を回って帰ろう。

    軽井沢駅で小海から軽井沢までの精算を済ませ(小諸から軽井沢で良かったのに)、小雨そぼ降る軽井沢のバス乗り場で横川行きのバスを待つ。

    バスで横川、横川から電車で高崎に出て、高崎線に乗り換えると、何故かオートパーラー上尾のことを思い出して、寄ることにする。

    この後、オートパーラー上尾に寄り、日の暮れた北上尾から寂しく帰るのであった。

    オートパーラー上尾の件は、また別の記事で。

    JUGEMテーマ:廃墟




    メルヘンの廃墟〜清里2020/09/05・復活の兆し

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      青春18きっぷがあと2回残っている。
      さて、どうしたものかと考えて、妻に清里萌木の村のレストランROCKのカレーの話をする。
      あそこのカレーはとても美味しく、地元で作っている八ヶ岳ビールTOUCHDOWNというブランドがまた美味しい。

      如何にビールが美味しいか、カレーが美味しいかとか話しているうちに清里に行くことが決定する。

      しかし、さすがに青春18きっぷで往復するには余裕が無いので、行きは新宿6時28分発の臨時特急あずさ81号で小海線の始発駅小淵沢まで、一気に行くことにする。

      朝方早いとぶつぶつ文句は言われたが、朝遅いと帰りは深夜になる。
      泊まって来てもいいじゃないかとの意見には、コンセプトが違うと言い張って煙に巻く。

      というわけで、9月5日早朝新宿から快晴の中、あずさに乗って高原を目指す。


      【臨時のせいかガラガラのあずさ81号】

      前回、ひとりで青春18きっぷを使って、小淵沢から小海線に乗って高原列車を楽しんで来たことには触れないように話を逸らす。

      そうこうしているうちに、小淵沢に着いて野辺山行きの臨時列車を待つ。
      待つと言っても、既に列車はホームに来ている。
      来ているが、ドアはなかなか開けてくれない。
      経験上、特急を始め列車が着く度に小海線のホームに人がやってくるので、早めに列車のドアのところで待つ。
      もちろん、座れるとは思うが、気に入った席に座りたい。
      清里までなら左側の席に座り、小淵沢を出て半回転しながら高度を上げて行くところを見たい。
      右側に座って、ところどころ見える下の景色を眺めて、如何に高い所をギリギリの所を走っているのかとか、清里の手前の踏切から一瞬見える廃墟群を見るという手もあるが、今回は半回転を選ぶ。


      【列車は来ているもののなかなかドアを開けてくれない】

      乗客全員席に有り付けたところで、臨時列車は発車して、快晴の高原を走って行く。
      運が良ければ野生の鹿を見ることもできる。

      清里まで20数分、ほぼ森の中を走り通し到着する。
      かなりの人数が降りるが野辺山に行く乗客もそこそこいる。
      野辺山まで行くキハ何ちゃらを見送り駅を出る。
      とりあえず、観光案内所でピクニックバスの一日券を買って駅近くの廃墟群を見に行く。

      去年来た時、工事中だったファンシーショップ「スズラン」はファミマに生まれ変わり、店の前に鎮座していた牛のキャラクターも引き継がれていた。


      【ファミマに生まれ変わった元スズラン】

      かつては汚れも目立っていた牛のキャラクターだったが、新たに塗装をされて綺麗な状態で置かれていた。
      オーナーは同じなのかもしれないけれど、心の中で「ありがとう」と感謝してしまった。


      【汚れていた牛のキャラクターも綺麗になる】

      ここにファミマが出来ると人が寄って来るので、ここら辺も賑わいを取り戻せればいいなと思う。

      昭和の頃のキャピキャピした(死語だよね?)雰囲気とは違って、落ち着いた高原リゾートになればいいと思ったが、やっぱり、キャピキャピした(死語だろうな)女の子達も必要なんだろうと思い直す。


      【昭和の女の子をキャピキャピさせた建物群】

      清泉寮に行くためのバスの待ち時間でそこら辺をウロウロしていたら、妻がもうすぐ発車するバスで一周してこないかと提案してくる。

      なるほど、快晴に恵まれた高原を次のバスが来るまでの待ち時間で一周して来れるので、バス車窓を楽しむのもいい。

      しかも、ピクニックバスは今年はコロナの影響で1台で運用しているので、どのみちこのバスが清泉寮へと向かうバスになるのだ。
      一周して来たバスにまた乗ればいいだけなのだから、これが手っ取り早い。


      【清里ピクニックバス南部周遊ルート1周2020/09/05】

      快晴の高原を牧場やら何やらを短時間で一周して、再び同じバスに乗って清泉寮へと向かう。

      一周して来たバスは土曜日にも関わらず、乗客は我々だけという閑散とした状況で嬉しいような心配なような複雑な気分を味わってしまった。

      清泉寮では展望テラスから南アルプスと牧草地が広がる広大な風景を見ながら、ジャージー牛のソフトクリームを舐める。


      【爽やかな高原の景色を眺めながら舐めるソフトクリームは最高!】

      清泉寮内を散策してからバスを待とうかとしたら、ROCKまでは歩いても行けるので、バスを待っている時間に先に着くから歩くことにする。

      しかし、林の中の散策路を歩いたり、牧場やコスモスの写真を撮っていたら、バスが走って行く。
      あれっと思って時間を見ると、あまりにもフラフラとのんびり歩いていたので、想定以上の時間がかかってしまっていたのだった。

      だから待てば良かったのにとお小言をいただきながら歩を進める。

      やがて、駅周辺の廃墟群を通り、今度は一本裏の道沿いにある今はやっていない「星の王子さま」という建物を通って行く。
      すぐにメインの道に戻り、左右に空き店舗の群れを見ながら歩くと、雲行きが怪しくなってくる。
      いつのまにやら、黒い雲が湧き出てきていつ雨が降ってもおかしくないような状況だ。

      萌木の村のROCKに着くと、案の定行列が出来ていて、黒い雲が湧き出ているのもお構いなしに強烈な陽射しが降り注ぐ。
      本来なら、もうちょっと涼しくてもいいような時期と場所なのに、気温は想定外に高い。


      【ROCKは行列が普通】


      【感染症対策のイラストがレノン&マッカートニー】

      しばらく待って、店内に入りテーブルに招かれると、雨が降り出す。
      それも、どしゃ降りだ。
      表で待っている人達は堪らず、車に避難したみたいだ。

      ROCKではのんびりとビールを頼み、おつまみにウィンナーを頬張りながら、さらにビールのセットを頼む。
      車で来ている人達の刺すような視線を感じながらビールを美味そうに飲む。
      「クーッ!」
      なあんて言いながら飲んでやる。

      そういや、感染症対策のイラスト見た直後に、

      「フール・オン・ザ・ヒル」

      がかかってやがったなあ。

      なるほど、清里の丘の上のバカヤローは俺のことじゃねーのか?
      ウィーッ、ヒック(ちょっと、酔っ払ってきた)


      【5種類のビールが堪能できるビアフライトセット】


      【ウィンナーの盛り合わせがまた美味い】

      カレーライスもしっかり食べて腹いっぱいになって店を出ると、雨はやんでいる。


      【ビールを飲みながらカレーもいい】

      店の前の坂を降りると猫グッズの店がある。

      ル・シャ・デ・ボワ

      というおフランス語の店で、猫のイラストの看板がかわいい。


      【猫グッズ充実してます】

      Tシャツやエコバッグとか、さまざまなグッズが販売されていて、結局選べずに店を後にすることが多かったが、今回は前回来た時に気になっていた、

      NYAN&DELCAT
      (DEAN&DELUCAではない)

      エコバッグを買うのだ。

      どこにあるかまでわかっているので、一直線で向かって商品を手に取ってレジに向かう。


      【NYAN&DELCATのエコバッグ】

      レジのお金を置く皿(キャッシュトレイとかいうらしい)を見ると、これも猫をあしらっている。

      商品を無事購入し、店内をゆっくり見てから表に出る。
      表も猫の置き物だらけでかわいい。

      店を後にして、萌木の村の散策路をぶらぶらする。
      少し歩くとメリーゴーランドのあるカフェがある。
      ここのメリーゴーランドは浜崎あゆみのミュージック・ビデオで登場したらしい。


      【森の中のメリーゴーランド。去年の画像でスマン】

      お客が来ると回りだして、華やかな気分になる。
      階段の下の広場からは見通しが良く、とても目立つ。
      周囲の建物や緑と調和していて、なかなかいい。
      森を背後に飲食店とか、お土産物とか、ペーパークラフトの店とか、10 以上の店舗が点在して、ゆっくり散策するにはちょうどいい。

      時折り、パラつく小雨の中をフラフラして駅方面に戻ることにする。

      先ほど歩いた所を再び歩くがなだらかな坂になっているので、腹いっぱいの身にはキツい。

      駅前通りの喫茶店「みきょう」は今日は営業してないが、新しく出来たファミマにイートインスペースがあるので、そこを目指す。

      綺麗に生まれ変わった元スズラン、現ファミマでドリンクを買って2階のイートインスペースへ行く。

      しかし、想像していた感じと違って木目調で統一されていて、高原リゾートの雰囲気がある。
      窓に面したカウンターも木目調で、ちょっとしたカフェにでも来た気分になる。


      【メルヘンの廃墟〜清里2020/09/05・復活の兆し】

      ファミマのイートインスペースはこちらから。


      窓枠も大きく、外の景色もしっかり見られる。
      表を見ると、主だった建物がほとんど見られるのがいい。
      この先、ここが人気スポットになる予感がする。
      清里の駅前が活性化しそうな予感もまたする。

      そろそろ、小淵沢行きの列車がやってくるので駅に向かう。

      ホームに並んでいると、意外に乗客がやってくる。
      たまに、座れないこともあるが、何とか全員座れる。

      今回は、快速リゾートビューやまなしの運転がないので、高尾行きの列車に乗る。
      リゾートビューやまなしは快適だし、新宿まで直行だから楽なのに、青春18きっぷの通用期間が終わった後に運転するらしい。
      JR東日本のそんな仕打ちに恨み言を並べながら、高尾行きの列車に揺られてヘトヘトになって帰路に着くのであった。
      はあ、、、

      JUGEMテーマ:リゾート




      メルヘンの廃墟〜清里

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        80年代を中心に、カップルや女の子に圧倒的な人気を誇っていた清里が一部の地区とはいえ結構な寂れ方をしている。寂れているのは駅前付近と美し森辺りだが、特に駅前の廃れっぷりが酷く、廃墟だらけになっている。

        清里駅前は、2009年頃に駅前整備の工事を行い、すっかり綺麗な駅前になって観光客を迎える表玄関が整備されたのだが、皮肉にも、その当時営業していた駅前の店が幾つかは既に潰れてしまっていて、その中にはかつて清里で最も有名なファンシーショップだったMILKPOTも含まれているのだから驚いてしまう。

        清里駅前
        【工事の終わった清里駅前】

        ミルクポット3
        【人影の無いミルクポット】

        ミルクポット4
        【店の裏は汚れ、痛み、雑草が生い茂っていた】

        清里の飲食店や雑貨店はどれもこれも可愛らしくメルヘンチックではあったが、反面、痛々しい物件とも言え、これは当時でも揶揄されていたのだが、今の時代となってはさらに痛々しさが増して、時代遅れ感が半端ない。

        ミルクポット1
        【店内にはまだ商品が残っている】

        ミルクポット2
        【クマもどこか寂しそう】

        清里隆盛当時、この痛々しさを追い求めて清里を訪れていた女の子達は、聖子ちゃんカット(かまちんカットとも言われた)と呼ばれるヘアスタイルに、ボートハウスのトレーナーなんかを着て、清泉寮のソフトクリームなんか舐めちゃって、メルヘンチックなファンシーショップで、微妙なキャラクターグッズを選んではキャーキャー言って喜んでいたのだが、あれはあれで無邪気で可愛いもんだったんじゃないかと思う。
        結局、なんだかんだ言っても、若い頃はその手の観光地に行っちゃうもんでもあるわけだから。
        リア充アピールにうってつけの観光地という側面もあったわけだし。

        「え〜っ?○子、清里行ったこと

        ないのお〜?ダサッ!」


        なんて言われたくないしねえ。
        つーか、実際に言うバカ女いるしなあ。

        しかし、こういう清里観光の主力の女の子達に飽きられ、景気は低迷し、浮ついたメルヘンチックな装いよりも八ヶ岳高原の自然の美しさを求める人が観光客の主力へと移ってくると共に、駅周辺のメルヘンチックな店の多くは衰退し閉店へと追いやられてしまった。
        ひとつの時代を築き、栄光を手にしたメルヘンの群れは疲弊し、やがて廃墟への下り道を転げ落ちてしまう。

        輝かしい時代を多くの人々の記憶に残しつつ、メルヘンの群雄が廃墟に変貌してしまった姿を見ると、そのアンバランスさやコントラストが際立って、30年の時を経てそれなりの「価値のある物件」に成長したようにも感じられる。

        廃墟物件のオーナーには同情を禁じ得ないが、不動産としての価値が下がるにつれ、廃墟としての評価と注目度は高まるように思えるから皮肉だ。
        今後は廃墟が話題になって、軍艦島みたいな感じで紹介される日も近いのかもしれない。


        【駅周辺及び美し森の寂れ具合を撮ってきました】

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