三角屋根の洋館〜西片
文京区に西片という古いお屋敷町がある。
その西片に町を代表する有名な洋館があったのだが、先日ふらふらと本郷を徘徊しているついでに様子を見に行ったら、残念ながら既に無くなってしまっていた。
その洋館は大正時代に建てられたもので、空襲を免れたお屋敷町の一角に雰囲気たっぷりに存在感を示していて、学者や文化人が多く住む町に相応しい佇まいを見せていた。
特に人目に付く三角屋根には屋根裏部屋があったというから、表から見て想像する以上に中の様子は興味を引くものが多かったに違いない。
また、江戸川乱歩や横溝正史の推理小説の舞台と言われても充分納得できる雰囲気が充満しているので、「探偵」とか、「伯爵」とか、「令嬢」とか、「怪人二十面相」とか、そんなキーワードを当てはめたい欲求に駆られてしまう。
2階から枯葉散る庭先を物憂げに眺めながらヴァイオリンを弾く美少女や、その美少女を攫いに来る怪人二十面相、抜群の知力で怪人二十面相を追い詰める明智小五郎とか、そんな物語を勝手に想像してしまうだけの威力と魅力がある洋館だった。
今にして思えば、もっと写真を撮っておけば良かったと悔やまれてならない。
ああ、残念。
その西片に町を代表する有名な洋館があったのだが、先日ふらふらと本郷を徘徊しているついでに様子を見に行ったら、残念ながら既に無くなってしまっていた。
その洋館は大正時代に建てられたもので、空襲を免れたお屋敷町の一角に雰囲気たっぷりに存在感を示していて、学者や文化人が多く住む町に相応しい佇まいを見せていた。
特に人目に付く三角屋根には屋根裏部屋があったというから、表から見て想像する以上に中の様子は興味を引くものが多かったに違いない。
また、江戸川乱歩や横溝正史の推理小説の舞台と言われても充分納得できる雰囲気が充満しているので、「探偵」とか、「伯爵」とか、「令嬢」とか、「怪人二十面相」とか、そんなキーワードを当てはめたい欲求に駆られてしまう。
2階から枯葉散る庭先を物憂げに眺めながらヴァイオリンを弾く美少女や、その美少女を攫いに来る怪人二十面相、抜群の知力で怪人二十面相を追い詰める明智小五郎とか、そんな物語を勝手に想像してしまうだけの威力と魅力がある洋館だった。
今にして思えば、もっと写真を撮っておけば良かったと悔やまれてならない。
ああ、残念。
- 2014.10.17 Friday
- 文京区を歩く
- 00:02
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- by ジョニー大倉山