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ついに解体決定〜異形のスーパー「ほりぶん」

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    かつて、王子に「ほりぶん」というスーパーがあった。
    お年寄りに優しい宅配サービスが売りの地元密着型スーパーとして営業を続けていたが、2013年に惜しまれつつ閉店してしまった。


    【圧倒的存在感がある店構え】

    「ほりぶん」は建物の正面に巨大な看板をあしらい、一部は建物からはみ出てしまうという大胆な外観が好事家に人気で、ネットで検索してもブログを中心にかなりの数がヒットする。


    【看板の文字が建物からはみ出している】

    しかし、閉店して約8年、建物はそのまま残っていたが、とうとう2021年度に取り壊されることになってしまった。


    【建築計画によると新しいビルは2022年1月に着工する】

    駅から至近だし、いつまでもこのまま放置しておくわけにはいかないから致し方ないが、王子の風景の一部であり、ランドマークと言っても差し支えない存在感だったので、近隣の人たちにとっては寂しくなるに違いない。


    【周囲の建物とは全く違う異彩を放っている】


    【ほりぶん〜解体前の姿】

    王子は飛鳥山公園下のレトロな飲み屋街さくら新道を火災で消失し、駅前の複合施設サンスクエアも再開発で近い将来無くなるというから、駅付近の風景もどんどん変わっていく運命になっている。

    そんな王子の街もトコトコ走る都電荒川線の情緒だけはまだまだ健在なので、近代的なビルが新たに出来ても、庶民的な雰囲気はさほど変わらないような気もする。

    JUGEMテーマ:東京




    新岩淵水門(青水門)〜赤羽岩淵

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      荒川にある、赤水門と呼ばれる岩淵水門の旧水門(「赤水門と水門公園〜赤羽岩淵」参照)は土木建築物としての価値を評価され、取り壊しを免れて保存されているが、新水門である青水門のフォルムも実に魅力的で存在感のある建築物のように思える。

      特に四基ある塔(堰柱(せきちゅう)というらしい)のフォルムと横に並んだ三つの丸窓は、怪しげな連中が潜んでいそうな雰囲気が漂っていて、潜入を試みたいような衝動に駆られる。

      きっと中には、黒いマントに身を包み、仮面舞踏会風マスクを付け、チックで固めた髭の先っちょが上にカーブを描いているような江戸川乱歩の探偵小説に出てくる怪人二十面相みたいな人物がいるのではないかとの妄想も膨らんでしまう。

      しかし、青水門は国交省の施設だから、作業着にヘルメットの職員が出入りするだけで、期待した怪しい人物なんぞは潜んでいるワケもない。

      しかも、晴れた日に見てみると、水門に塗られた青い塗装と青空がマッチして爽やかな風景が描き出されるので、散歩やサイクリングなんかにも適しちゃってるのは一目瞭然だ。

      だから、間違っても、中を覗いて怪人二十面相を発見しちゃった小林少年が拉致されちゃったり、拉致されるときにたまたま持っていた砂を撒いて、探しに来た明智小五郎探偵にヒントを与えて事件が解決しちゃうこともないという、ごく普通の一般的な公的な施設なのである。

      青水門20110221-1

      堰柱(塔みたいなやつ)の高さは42メートルという巨大な青水門。

      青水門20110221-2

      堰柱の最上部にある施設。丸窓の並ぶ形状が独特な雰囲気を出している。

      青水門20110221-3

      アップにすると、丸窓のある側面が建物からはみ出していて下部が膨らんでいるのがわかる。

      何のためにこのような形状にしたのだか不明だが、真ん中の丸窓がなければキティちゃんの顔のようにも見えてしまうのである。

      青水門20110221-4

      水門の脇の階段の下から撮影。

      ボンヤリするにはよさそうなポイント。

      青水門20110221-5

      荒川と隅田川に挟まれた土手の最先端から青水門を見る。

      タイルで舗装されているが雨の日は滑りやすそう。

      青水門20110221-6

      青水門に取り付けられた橋を渡ってすぐの場所にあるヘリポート。

      台風等の悪天候時に活躍しているものと思われる。

      青水門20110221-7

      下から見上げる堰柱とゲート。

      青水門と橋

      青水門の裏側と水門に併設されている橋。

      橋は緊急車両や関係車両以外の車両は通行禁止になっていて、ゲートが設けられている。

      ゲート(水門の方の)の裏側はところどころ塗装が剥げて表側とは違った武骨な印象を与えるが、「役に立ってます」感はしっかりと伝わってくるような気がする。

      JUGEMテーマ:日記・一般



      赤水門と水門公園〜赤羽岩淵

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        荒川と隅田川が分岐する地点に赤水門と呼ばれる廃水門がある。

        赤水門は1924年(大正13年)完成の水門で、氾濫を繰り返してきた荒川(現隅田川)の下流域を洪水から守るために荒川放水路(現荒川)の人工河川計画と共に設置され、正式名称を岩淵水門と言う。

        その後、老朽化と地盤沈下著しい赤水門は1982年(昭和57年)の新岩淵水門(青水門)の新設により役割を終え撤去される予定だったが、地元の要望で保存され、1995年(平成7年)には推薦産業遺産、1999年(平成11年)には東京都選定歴史的建造物の指定を受け、建造物としてその価値を高く評価されている。

        赤水門の両端は荒川と新河岸川に挟まれた河川敷と荒川の中にある島になっているのだが、荒川の島は下流側の青水門が新設されたときに荒川と隅田川の間の河川敷を削ってたために出現したもので、現在は水門公園という公園になっている。

        この水門公園は360度の眺望がきく開放感溢れる公園で、晴れている日にはベンチでサンドウィッチやおにぎりを頬張れば、ちょっとしたピクニック気分を味わうことができるので近場の散歩コースとして人気が高い。

        ちなみに、赤水門には心霊スポットという噂もあるが、噂の出所は

        1、お笑い芸人「やるせなす」と「大泉の母」の深夜ロケで「霊の声が聞えた(やらせではないかとの意見が多い)」から。

        2、昔は洪水等で水死体が流れ着くことが多かった

        3、島の木で首つり自殺があったという噂がある

        4、島に花束があった

        ということで、どうやら心霊スポットと呼ぶにはあやふやな噂が多く(2の洪水の犠牲者が流れ着くことはあったらしい)説得力に欠けるようだ。

        だから、恐いもの見たさで夜に訪れても、散歩している人やカップルなどもいて拍子抜けするらしい。但し、バイクを連ねてやってくるタチの悪い連中も時折りいるらしいので注意に越したことはないだろう。

        赤水門20110221-1

        色を見てわかるとおり、手前が赤水門で奥が青水門。

        荒川と新河岸川に挟まれた土手から。

        赤水門20110221-2

        赤水門の左側が島。

        左手前は川の上に張り出した遊歩道。

        赤水門20110221-3

        赤水門右側の河原は過去の荒川の洪水などで水死体が流れ着いていたと言われる。

        赤水門20110221-4

        「心霊スポット」という噂が真実味を増すような奇怪なオブジェと四阿。

        奇怪なオブジェは平成8年度荒川リバーアートコンテスト特賞を受賞した

        「月を射る」

        という青野正氏の作品。

        火事で焼けのこった給水塔が放置されているのかと思った。

        赤水門20110221-5

        島側から見た赤水門。

        枯れ木が不気味な雰囲気にアクセントを与えている。

        赤水門20110221-6

        赤水門とオブジェと四阿。

        こうやって見ると爽やかな雰囲気が感じられないこともない。

        赤水門20110221-7

        島の下流側から見る新岩淵水門(青水門)。

        赤水門20110221-8

        水門の内側にある川(隅田川でいいのかな?)へと降りる階段。

        入水しろと言うのか?

        赤水門20110221-9

        階段の下の水面ギリギリから、階段と青空を撮影。

        ここが本当の心霊スポットだったらと思うと肝を冷やす。

        川から手が出てきて足首を「ガッ」と掴まれたらどうしよう?などという恐怖が脳裏をよぎる。

        しかも、水面近くの階段は濡れているから要注意。

        赤水門20110221-10

        こんもりとした樹木と青空が心落ち着かせる風景を演出。

        赤水門20110221-11

        赤水門の裏にある通路。

        奥にオブジェ、その右側に上の画像の木がある。

        左奥の高層ビルは川口の高層マンション。

        赤水門20110221-13

        土手の歩道から島全景を俯瞰。

        赤水門20110221-12

        青水門側の荒川と隅田川に挟まれた土手から見る赤水門と島。



        水門公園内散策動画。



        青水門側河川敷から赤水門、水門公園、青水門、東京スカイツリーを動画で撮影。

        JUGEMテーマ:日記・一般

        木造長屋の飲み屋街「さくら新道」〜王子

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          王子駅と飛鳥山公園の間の狭い一角に、昭和27年築という木造長屋の飲み屋街がある。

          飲み屋街は「さくら新道」といい、駅の反対側の柳小路と兄弟横丁の間柄ということらしい。

          しかし、柳小路の飲み屋街が戦後のバラック造りからちゃんとした木造家屋に建て替える際に、スペースの関係で全部の店が入りきれなかった関係上、

          クジ引きで強制移動

          させられちゃった店の行き先がさくら新道ということだから、兄弟横丁とは言っても駅前の人通りの多い華やかな柳小路と、言うなれば

          駅裏&崖下の怪しげな雰囲気漂う

          さくら新道

          とじゃ客の入りにも雲泥とは言わぬまでも多少の差があったには違いないと思う。

          それでも健気(?)にネチネチと(失礼!)棺桶に片足突っ込んだ振りして(これまた失礼!)21世紀のこの時代までしぶとく生き残ってきやがった(本当にゴメンね)っつーのはたいしもんなんじゃないかと思う。

          もっとも、10年後にこの一角が生き残っているかと思うかと聞かれたら、

          「それはないんじゃない?」

          と言わざるを得ないだろう。

          だから、こんな戦後の生き証人みたいな、水木しげるやつげ義春の漫画にでも出てきそうな貴重で怪しげな飲み屋街なんか見ることができるのは今のうちなんじゃねーの?っつーこと。

          王子桜新道20100410-1

          ゲタの音をカランコロン鳴らしながら鬼太郎やねずみ男が歩いてきても不思議はない雰囲気。

          王子桜新道20100410-2

          長屋と長屋の間の路地の奥には水道の蛇口があった。ひょっとすると昔は井戸だったのかもしれない。

          王子桜新道20100410-3

          さくら新道の出口から長屋を振り返る。こんなところにポツンと広場のような空間が開けているのが面白い。

          もっとも、この先から道は急に狭まって、今の季節はアジサイが咲き誇る「飛鳥の小径」という散歩道になっているのである。

          それなら何故、アジサイの写真が無いのかと言えば、

          この写真を撮ったのは4月だからなのである。

          ちなみに、広場の右に見えるのは王子駅。

          王子桜新道20100410-4

          散策する人もチラホラ見えるさくら新道。

          「昔、ここに通っていた」と話しながら懐かしげに長屋を見ながら歩いてゆく人もいた。

          王子桜新道20100410-5

          さくら新道の入り口付近にあるお地蔵さん。

          痛みはひどく、放置されている。

          どのような故事来歴があるかは不明。

          王子桜新道20100410-6

          王子駅のホームから飲み屋街の裏手を見る。

          王子桜新道20100410-7

          同じく、王子駅からさくら新道の入り口にある看板を見る。

          看板の辺りには飛鳥山のモノレール「あすかパークレール」の公園入り口駅がある。

          画像中央の丸っこい物体がモノレールを走る「アスカルゴ」という乗り物。

          大きな地図で見る


          JUGEMテーマ:日記・一般



          飛鳥山公園のモノレール「アスカルゴ」〜王子

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            王子の飛鳥山公園に2009年7月からモノレール「あすかパークレール」が開業されて話題になっている。

            しかし、モノレールと言っても車両(?)は幅4メートル、奥行き1,8メートル、高さ3〜4メートルというゴンドラみたいな小さな乗り物で、運行距離もたった48メートルしかないエレベーターみたいな可愛い代物なのである。

            モノレールの車両(?)は形がエスカルゴ(かたつむり)に似ているのと、飛鳥山の名前を合体させて

            「アスカルゴ」という

            いかにもお役所仕事的なネーミングが

            炸裂

            しちゃっているが、その可愛らしい姿と話題性と「タダ」ということから大人気で、土日は長い行列が出来て30分は楽に待たされるらしい。

            アスカルゴ20100410-2

            モノレールは飛鳥山の下の「公園入り口駅」と飛鳥山山頂の「山頂駅」を結ぶ。

            写真は山頂駅近くから撮影。

            道路の向こうの桜の辺りは音無親水公園。

            アスカルゴ20100410-1

            王子名物(?)「怒りの珍百景」でお馴染みの「みの麺多」前から、アスカルゴと都電の共演を撮影。

            飛鳥山20100410-2

            山頂駅から飛鳥山散策に向かえば満開の桜に迎えられる。

            画像は4月10日撮影。

            JUGEMテーマ:日記・一般



            怒りの珍百景「みの麺多」〜王子

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              テレビ朝日の「ナニコレ珍百景」が深夜枠で放送されていたときに「怒りの珍百景」のコーナーで紹介されていた、

              「みの麺多」。

              ついこの間、「お願いランキング」でも紹介されていたときに、

              「麺が多いから」

              というベタな理由で名づけられたとオーナーが説明していたが、通りすがりのお姉ちゃんに失笑されていたことを考えると「怒りの珍百景」と難詰するほどでもないような気がする。

              ただ、店内にあった、

              レギュラーのサイン色紙が

              もの悲しく見えたのは


              僕だけではないはずだ。

              ちなみに、麺はボリュームがあって値段もリーズナブルでとっても美味しかったです←「シルシルミシル」のAD堀君の口調で読んでください。

              みのめんた20100403

              この写真を撮った別の日に、飛鳥山の「アスカルゴ」を店の前から見学していたら花見帰りのお姉ちゃんに「みの麺多だってえ」と失笑されていた。

              JUGEMテーマ:日記・一般



              壁いっぱいの店名、スーパーほりぶん〜王子

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                建物の壁いっぱいに店の名前がデカデカと書いてある王子銀座のスーパー「ほりぶん」。

                黄色い壁に赤い文字をバーンと貼りつけてあるのだが、よく見りゃ文字が一部はみだしている。

                こんなんだと、窓の開け閉めに支障をきたす部分だってあるに違いない。

                「課長!「ふ」の右側の点が邪魔で

                窓が開けられません!」
                とか、

                「山田さんが「り」の左側の下に

                頭をぶつけて5針縫いました。」


                なんてこともあるんじゃなかろうか?

                台風のシーズンには飛んでかないように補強なんかするのかも気になる。

                文字の材質はよくわからないけど、安っぽいペラペラのベニヤだといい感じのような気がする。

                ほりぶん20100403

                黄色の壁に赤文字という眩暈がしそうな

                サイケデリックな外観の「ほりぶん」。

                お年寄りに嬉しい宅配サービスとリーズナブルなお値段が人気を呼んでいるらしい。

                天気の良い日のほりぶん。

                ほりぶん20100410-1

                ほりぶん20100410-2

                ほりぶん20100410-3

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                さくらだんご〜王子

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                  桜の季節の和菓子と言えば何と言っても「桜餅」だ。

                  しかし、王子の和菓子屋「岡安堂」には「さくらだんご」なる団子があるという。

                  なるほど、「花より団子」というからには「桜餅」より「さくらだんご」のほうがシックリくるのかもしれない。

                  3月27日放送の「アド街ック天国」で紹介されていた「さくらだんご」は、白餡に桜の花と葉を練りこんだ綺麗な桜色の春らしい上品な団子だった。

                  しかも、一本84円というリーズナブルな値段が嬉しい。

                  実際食べてみると、甘い白餡に桜の花の香りと桜の葉の塩っ気がマッチしていて、あっという間に三本平らげてしまった。

                  季節限定商品ということなので、いつまで販売しているか不明だが是非もう一度味わってみたい。

                  ちなみに、4月6日の「ちい散歩」で放送予定なので番組内で岡安堂の商品の詳しい情報が紹介されると思う。

                  岡安堂20100403-2

                  老舗の雰囲気が漂う岡安堂の外観。老舗かどうかは知らないけど。

                  岡安堂20100403-1

                  「アド街ック天国」と「ちい散歩」で放送との告知の下に、地井武男の色紙が二枚貼ってある。

                  桜だんご20100403

                  これが、岡安堂のさくらだんご(桜団子?桜だんご?)。桜色の餡が春を感じさせる。

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                  「旧」大蔵省造幣局〜滝野川

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                    「待てえ〜、ルパ〜ン!!」

                    と覆面パトカーの助手席の窓から上半身を乗り出し、怒鳴っている銭形警部の姿が思わず目に浮かぶ国立印刷局滝野川工場。

                    正式には

                    独立行政法人国立印刷局滝野川工場

                    という名称だが、どうも以前の


                    大蔵省造幣局


                    滝野川工場



                    という名称と比較すると


                    重厚感


                    というか、ありがたみに欠ける。

                    「独立行政法人」っつーのもアレだけど、「印刷局」っつーのも軽い。

                    一万円札も

                    聖徳太子→福沢諭吉

                    と随分格落ちしたが、作ってるとこの名前も格落ちが甚だしい。

                    「造幣局」っつったら、

                    幣を造しちゃってる

                    ってありがたみがひしひしと伝わってくるが、「印刷」局ってったら、アンタ、

                    東スポだってナイタイだって清原が好きだったエロ本「ザ・ベストマガジン」だって

                    同じ「印刷」なんだから

                    ありがたみもヘッタクレも

                    ありゃあしない。

                    もっとも、一万円札を貰えるってなったら、聖徳太子だろうが、福沢諭吉だろうが

                    ありがた〜く

                    いただいちゃいますけど、、、


                    印刷局1

                    そんな国立印刷局の門がひらいている貴重(?)なショット。

                    今年(2009年)の8月までは工場見学も実施してたから貴重でもないのかも?

                    現在は工場敷地内工事のため、当面は工場見学は中止。


                    印刷局2

                    プレートは重々しいような気もしないではないが、「独立行政法人」って名称がすべてをブチ壊し。

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