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三省堂仮店舗の様子〜神田神保町

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    三省堂閉店から一週間。
    どんな様子が神田神保町まで行ってきた。


    【「しおり」はそのままだった】

    三省堂の建物自体は特に変化はなく、閉められたシャッターには

    「神保町本店は、第二章へ。」

    と書かれている。


    【三省堂のシャッター】

    仮店舗の案内はシャッター横の柱に張り紙がしてあって、閉店直前の賑わいから比べると至ってシンプルというか、素っ気ないというか、ひっそりとしている。

    その仮店舗は神保町本店から靖国通りを約300mほど歩いた紀陽銀行の隣の雑居ビルにあり、6月1日にオープン予定と張り紙がしてある。
    張り紙も至ってシンプルな物だから、注意していないと通り過ぎてしまいそうだ。


    【思わず通り過ぎてしまいそうな外観】

    それにしても、日曜日の午前11時の神田神保町は人通りが少ない。
    たまたまなのか、三省堂が閉店したからなのかはわからないが。

    JUGEMテーマ:東京




    三省堂の「本みくじ」と放心亭のランチ

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      一昨日、三省堂地下の放心亭でビールを飲んだのに、何か今ひとつ物足りない気がする。
      三省堂自体も「本みくじ」を購入し忘れている。
      どうも、すっきりしないので改めて行くことにする。

      11時過ぎに到着すると何故か待たずに入れる。
      先客がひと組いたが、好みの席に座りたくて空くのを待っているのか、我々が先に通される。
      著名人のサインが壁際にいくつもある。
      筒井康隆があるはずだがどこだかわからない。


      【店内の様子】

      席に着いて早速、「神保町ハヤシ・カツカレーライス」のルー&ライス大盛り+¥200と「帆立貝柱のアーモンド揚げ」パンorライスでパンを注文。

      ビートたけしの
      「村田(英雄)先生、パンにしますか?ライスにしますか?」

      「んっ!?ラーメン!」

      というネタを思い出す。

      メニューをじっくり見ていたら、ランチドリンクのビールが1回に限り250円とあるので、ブラウマイスターと一番搾り黒を躊躇なく追加注文。
      他にランチワイン400円、ランチドリンク(珈琲、紅茶等ソフトドリンク)150円と各項目1回限りで格安価格で提供とある。


      【ついつい飲んでしまう】


      【これで250円なんてお得だよね】

      カツカレーと帆立が到着する。
      普通の食堂の量に慣れていると、ちょっと物足りなく感じる量だ。
      下田の「とんかつ一」の定食類や新潟のバスセンターのカレーに馴染んでしまうと、他の店の量が物足りなく感じてしまう。
      日頃の口の卑しさがこんな感想を生むのだと反省する。
      三省堂に来ているんだから、日に3回は省みなければならない。
      あと、2回だ頑張ろう(何を?)。


      【帆立貝柱のアーモンド揚げ】


      【神保町ハヤシ・カツカレーライス】

      帆立貝柱のアーモンド揚げは帆立のしっかりとした香りと味、カリッとした食感がいい。
      カレーは少し辛めでハヤシはあまり食べる機会が少ないのでこんなものかな?といった感じだ。

      食事をしながら店内に目を走らせると、正面に見慣れたイラストを発見。
      東海林さだお大先生の色紙じゃないか。
      遠くなのでiPhoneの望遠最大限で撮る。
      多少ピンぼけ気味だが仕方ない。
      店内を彷徨いて写真を撮るわけにもいかない。


      【敬愛する東海林さだお大先生の色紙】

      写真を見ると間違いなく東海林さだお大先生だが、「ローターオクセンさんへ」と書いてある。
      放心亭の前の旧店名なのだ。
      改めて色紙を見るとイラストは生ビールのジョッキを掲げている。
      そういや、東海林さだお大先生はこの世で一番美味いものはビールだとエッセイに書いていたっけ。

      食事を滞りなく終え、ランチドリンクの珈琲を飲んで店を出ると、いつの間にか7、8人の行列が階段に出来ている。
      やはりみんな名残を惜しんでやって来るのだ。

      腹が膨れて少し目がトロンとしてきた状態で、三省堂店内に入ると、お目当ての「本みくじ」は正面にある。
      本みくじの箱の中を見るとおみくじは残り4枚。
      本棚には50冊くらいあるから、本みくじを引いて買わなかった奴がけっこういたのだろう。


      【本みくじ専用本棚】

      早速引いてみると、

      大吉

      22番

      と書いてある。

      本棚を見て22番を探すと、、、

      無いっ!


      【あれれれっ?22番が無いよ?by江戸川コナン】

      あれっ???
      どういうこと?

      頭の中で大沢誉志幸の「そして僕は途方に暮れる」が流れ出す。


      【最近はベテラン落語家みたいな雰囲気の大沢誉志幸】

      とりあえず、どうしようか考えていると、カップルがやって来てああだこうだ言って本みくじを引こうとしている。
      アドバイスするのも何なので放置して、ひとまわりして戻って来ると残り3枚は無くなっている。
      あの短時間に3人が引いたのだろう。
      引いた番号はあったのか気になる。

      仕方ないから、昔読んだフロスト警部シリーズでも読もうかと2階に行くと、妻がここにも本みくじがあると言う。
      んっ?と思って見ると22番がある。
      あっ!あった!と欣喜雀躍しながら(してないけど)、とっととレジに持って行って購入。

      この時点で、フロスト警部シリーズのことはすっかり失念。
      あれはけっこう分厚いから読もうと思った時に読まないと面倒くさくなる。
      次はいつそんな気分になることやら?

      本みくじの本は家に帰ってからのお楽しみにしよう。

      午後は明日の江ノ島行きのロマンスカーのチケットの発券と、浅草をぶらぶらしに行くのだが、この時点では浅草の混雑を舐めていたことを思い知らされるのであった。

      本みくじの結果


      【開封前】

      【開封後】

      【蔵野孝洋の蔵木麻衣っ!なら知ってるけど、望月麻衣氏は知らなかったなあ。失礼!】

      JUGEMテーマ:東京




      三省堂建て替えと放心亭〜神田神保町

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        神田の三省堂本店が建て替えのために現店舗を閉店して仮店舗に移る。

        現店舗は5月8日で閉店して、現店舗から靖国通りを300m(多分)ほど東の小川町で、6月1日から仮店舗を営業する。

        現店舗のビルは、それ以前の建物を建て替えて1981年に竣工したもので、40数年経つが老朽化で建て替えるとはサイクルが早いような気もする。

        ビルの建て替えによって、地下のドイツ料理店「放心亭」も閉店のようで、特に移転とか仮店舗の情報はない。

        三省堂に行く度に、放心亭で食事をと思い続けていたが、未だに行っていない。
        さすがにこの機会に行っておこうと思い立つ。

        神保町の駅から三省堂を目指して歩いて行くと、ネット全盛のこの時代に書店が連なるこの街の姿に安心する。


        【古書店とはいえこんなに書店が連なる街は希少になった】

        ここ十数年、書店に寄る機会も本を買う機会もめっきり減った。
        知的好奇心を満たすための文化教養費というものが格段に減っている。
        若い頃のように、食事を抜いてでも本を買って読むなんてことをしなくなった。
        必要な情報がある程度ネットで手に入るからだ。
        音楽だってYouTubeで済ませてしまうことが多くなった。

        我々の頃とは違って、今の若い人にとってはお金を掛けずに情報が手に入ることは当たり前になってしまった。

        それがいいことなのか悪いことなのか、一概には言えないだろう。

        しかし、文化が衰退していくのではないかという懸念もある。
        情報や文化の価値が下がり、関連する仕事に携わっている人の職もどんどん失われていくのではないか?

        でも、この街の姿には一縷の希望が残っているようにも見える。
        現代のネット社会の中で、神田神保町はパンドラの匣の底に残っていた最後の希望なのかもしれない。

        なんて、柄にもない感傷に浸りながら三省堂に近づくと、ビルの壁面にしおり型の巨大な広告が出ている。

        広告には

        いったん、しおりを挟みます。

        と書いてある。

        この巨大しおりが話題になっていて、多くの人が道路の反対側から写真を撮っている。


        【三省堂の“しおり”】

        一時休業をしおりを挟むという言い回しが書店らしい。
        まあ、博報堂のコピーライターの作品らしいけど。

        地下の放心亭は5時からの営業なのでまだ間がある。
        三省堂に入ると、入口近くの雑貨屋は商品が半分以下に減っている。
        閉店に向けて商品補充はしないから当然だ。


        【三省堂と放心亭】

        書店内では著名人選書フェアとか、本みくじなんてやっている。
        本みくじは何が出るかはわからない。本みくじを引いてもその番号の本はカバーに包まれているから、中身は本みくじに書かれた内容で推測するしかないようだ。

        店内で時間潰しも飽きてきたので近くの喫茶店に待避する。
        ギャラリー喫茶古瀬戸という店で、店内には絵が飾ってあり、クラシック音楽が流れている。
        神田神保町という土地柄には合っているが、土日は混んでいる。
        店を出る時は数組待っていた。

        放心亭の開店前に妻と待ち合わせていたら、5時前に開店してしまったので、店に入ると既に席は埋まっていた。
        仕方ないから待っていると、すぐに奥の席を案内される。


        【開店早々満席】


        【奥の席から店内を見る】

        初めて入る店内は煉瓦や木目調で雰囲気は落ち着いている。

        テーブルはよく見るとかなり年季が入っていて色が剥げている。
        1981年の開店から使っているのだろう。

        早速、生ビールの大ジョッキを2つ頼む。
        せっかくだから大きいのを飲みたい。


        【生ビールはキリンブラウマイスター】

        つまみはポテトフライのり塩と、牛サーロインステーキ(パセリとレモンのバターソース)、温製ソーセージの盛り合わせを注文。


        【ソーセージの盛り合わせ】


        【サーロインステーキ】

        初めのうちは快調にビールも食事も入っていったが、だんだん腹が苦しくなる。
        それでも、せっかくだから黒ビールも飲みたい。
        調子に乗って黒ビールも大ジョッキにしたので料理の追加は諦める。

        会計を済ませると待ち客はいない。
        もうちょっとゆっくりしても良かったかなとも思ったが、1時間近く楽しんだんだからいいだろう。

        閉店を聞きつけて慌ててやって来るから、こんなことになると自嘲する。

        食後、また三省堂の店内を徘徊して書店の空気を楽しむ。
        中学生の頃から来ていた書店の姿を目に焼き付けておきたい。
        しかし、2階の喫茶店も行ったことなかったなと今さらながら思う。

        裏通りにある喫茶店にはよく行ってたけど、こんなとこに喫茶店があること自体知らなかった。
        なるほど、本を探してひと息つくには、店内に喫茶店がある方が便利だ。
        この喫茶店も「しおり」の役目を果たしているんだなと気がつく。

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        聖橋からの眺望〜御茶ノ水聖橋2011/01/09

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          2011年1月9日の聖橋からの眺め。

          聖橋からの眺め。 #tokyo聖橋からの眺め。 #tokyo posted by (C)junzou73

          神田川を中心にJR中央線、総武線、東京メトロ丸の内線が交錯する様子と秋葉原電気街が眺められる。

          ここで写真を撮影していると、通りがかりの人達もつられて写真を撮っていく。

          ご老人やカップル、親子連れと様々な人の興味をそそる風景が展開している名所と言っても過言ではない。



          こちらは動画。

          約10分の聖橋からの眺めを楽しんでください。

          JUGEMテーマ:日記・一般


          タイ協会のトマソン物件(2)〜神田神保町

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            以前発見した神田神保町のタイ協会壁面のトマソン物件が、

            ちょっと目を離した隙に


            塗装

            なんかしちゃってた。

            コレ


            タイ協会20100906

            拡大


            タイ協会20100906-2

            以前はこんなにイカした物件だったものを

            タイ協会20100419-2

            と思ったのだが、よく見たら奥の二階家の建物が取り壊されているので、


            タイ協会20100419-3

            そのついでに壁面を塗ったくったと思われるが、2枚目の写真を見てわかるように隣にかつてあった建物に壁面がちょっと抉られていたというか、ピッタリとくっついていたというのが驚いちゃうのであった。

            JUGEMテーマ:日記・一般



            優美堂のボロボロ富士山看板〜神田小川町

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              神田小川町の額縁屋の老舗優美堂と言えば、名物の富士山看板で有名なのであるが、その看板が

              あまりにもボロボロ

              なのでも有名だ。

              というより、ボロボロのほうが特に有名と言っても過言ではないと思う。

              何故、これほどまでにボロボロなのかというと戦後間もなく作製した看板であるからで、戦後間もなくというからには昭和20年か21年といったところだから、64、5年も風雨に曝されていればこのような状態になるのもさもありなんといったところではないだろうか。

              もっとも、このような状態になるまで何故放置していたのかという疑問も浮上し、当然、看板の掛け替えも検討したこともあっただろうが、兎にも角にも、ここまで来たならいっそ朽ち果てていくのを見守っていくのも一興のような気もする。

              20090329優美堂

              看板の塗装の剥離は著しく、上の「優美堂」と左横の「写真パネル貼」と下の「額縁(縁が木偏)・画専門店」は辛うじて判読できるが、右横は「特許無反   ラ」と「卸小売」以外は何が書かれていたかは不明。

              優美堂の看板は戦後この界隈に外国人が多かったから、外国人へのアイキャッチの意味合いで富士山が採用されたらしい。

              優美堂20100419-2

              優美堂全景。周囲をビルで囲まれたこの小さな店舗は驚いたことに

              地下に防空壕

              があって、現在は店の倉庫として利用しているという。

              優美堂20100419-4

              富士山看板だけが注目される優美堂ではあるが、

              ニクイホドヤサシイ

              というワケのわかんない電話番号も要注目なのである。


              大きな地図で見る


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              男のワンダーランド〜神田神保町

              0
                神田神保町には

                男のワンダーランド

                があるという。

                「あるという」なんていうと人ごとだが、かく言うこの僕も青春の一時期にワンダーランドを訪れる機会が多少(多々?)あった。

                この素敵なワンダーランドは「芳賀書店」といい、妙齢の女性の写真集や動画の類の専門店で

                男達の身も心も浄化させるアイテム

                が揃っていて、男達の過剰なまでのカタルシスの発散に大いに役立つ

                青春の殿堂

                とも言うべき「聖地」なのである。

                しかし、その「聖地」に異変が起きたという情報を得、「いざ、神田」と勇み立って訪れたら、店舗が消失しているではないか!

                芳賀書店20100419-2
                【神保町交差点近くにあった「ワンダーランド」の跡】

                次代を担うべき若き人材の心身浄化システムは崩壊してしまうのか?と日本国の将来に危惧を抱きながら神田神保町の街を彷徨していたら、本店は無事営業中で日本国の将来に灯る灯は僅かながらも赤々と輝いていることを確認。

                芳賀書店20100419-1
                【無事残っていた芳賀書店本店】

                ワンダーランドは縮小されたものの、健在を確認することが出来たのは大きい。今まで存在を知らなかった人も是非この機会に

                男のゴールデンタイム

                を楽しんじゃって心身浄化に役立ててもらえれば幸いだ。

                因みに、上のガラス窓に書いてある文字は差し障りがあるので紹介できないが、「アダルト」とか「ビデオ」とか書いちゃってあるのである。

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                時代屋閉店〜神田小川町

                0
                  歴史関連書籍&グッズ販売店として注目されていた神田小川町の時代屋がいつの間にか閉店していた。

                  時代屋の公式サイトによると2009年12月31日に店舗移転リニューアルのために閉店と記されているが、未だに何処に移転するかは発表されていない。

                  ただ、時代屋関連と思われるイベントの告知があるのと、新百合ヶ丘店は営業されているので時代屋自体は存続しているらしい。

                  時代屋20100419

                  いつの間にやら空家になっていた時代屋神田小川町店。

                  時代屋20090329

                  在りし日の時代屋。看板の「本」の字に尻尾がついていて、一反木綿のようになっていた。

                  時代屋20070908-1

                  2階にあったカフェ。時代屋は店員のお姉さんが着物姿で接客していたが、着物姿のお姉さんはカフェの仕事も兼務していた。

                  ある意味、メイド喫茶ならぬ

                  町娘喫茶

                  と言えなくもなかったが、特段、江戸言葉や武家言葉で対応ということはなかった。

                  時代屋20070908-2

                  店内の一部。店内全景は他のお客さんがいたので遠慮。いつか暇な時間帯に撮ろうと思っていたがそのままになってしまった。

                  時代屋20070908-3

                  カフェにあった目玉オヤジと一反木綿のオブジェ。

                  看板のデザインといいカフェのオブジェといい、妖怪の歴史も時代屋の守備範囲だったのだろうか?

                  私の亡くなった祖母は子供の頃に一反木綿のようなものを見たことがあると言っていたが、一反木綿の目撃談は意外と多いので驚く。

                  時代屋20070908-4

                  2階のカフェ&グッズコーナーから1階への階段。

                  グッズコーナーはTシャツやらキーホルダーやら、しまいには何故か麻生さんのクリアファイルまであった。

                  JUGEMテーマ:日記・一般



                  タイ協会の国際的(?)なトマソン物件〜神田神保町

                  0
                    神田神保町のとある一角に赤瀬川原平が生みの親の「超芸術トマソン」という「路上観察系アールヌーボー(でいいのかな?)」の一分野「原爆タイプ」のトマソン物件を発見してしまった。

                    物件は

                    日本タイ協会

                    タイ協会20100419-1
                    【日本タイ協会】

                    という(タイ協会が入居している?)レトロ感溢れる重厚な建物で、建物の裏側に隣に存在していた建物の痕跡が見事に残っている。

                    これは、赤瀬川原平言うところの

                    原寸大の焼き印

                    といったところで、よく見りゃ上のほうには屋根の形が薄っすら残っている。

                    タイ協会20100419-2
                    【原爆タイプのトマソン物件】

                    なるほど、こういった物件もまだまだ残っているもんなんだなと思って見ていたが、かつてここに存在していた建物の跡地にまた何らかの建物が建つであろうことは明白だ。

                    とすると、新しい建物が建って何年か経過すると、この「原寸大の焼き印」に更に被せるように新たな「原爆タイプトマソン」が育っていくのではないかと思う。

                    しかし、建物同士がピッタリと密着していなければ新たな「トマソン」は育っていかないので、ピッタリと密着すればするほど、その生育過程は観察できないということになるのが困ったところなのである。

                    このトマソン物件は2010年9月に新しい動きがあり。

                    タイ協会のトマソン物件(2)〜神田神保町

                    JUGEMテーマ:日記・一般



                    九段下ビル内部潜入〜神田神保町

                    0
                      神田神保町の外れ、俎板(まないた)橋際に九段下ビルという

                      1927年(昭和2年)築の

                      廃墟系の建物
                      というか、

                      廃墟同然なのに強引に

                      使用しているビルがある。

                      このビルは九段下駅と神保町駅からの至近距離にあり、首都高からもその全貌がよく見えるため存在自体は有名なビルだが、内部の様子はあまり知られていない。

                      ところが今回、美学校主催のイベント、

                      「九段下クラシック」Kudanshita Classic

                      佐藤裕介/鈴木かつ恵/田口亜由美/辻真人/所依利架/鍋田庸男


                      という展覧会で九段下ビルの内部が一部公開されることになった。

                      期間は2010年4月16日(金)〜4月18日(日)19時迄の三日間と期間は短いが、

                      入場料がタダ!

                      という美学校の皆様方に大いに感謝のイベントなのである。

                      けっして、大掛かりなイベントではなかったけれど、ビルの存在自体が生かされた展示というか、フランス大使館で開催された「NO MAN`S LAND」をかなり抑制したような雰囲気の展覧会といった印象で、特に「超芸術トマソン」あたりが好きな人におすすめという感じだった。←ポイントがズレてたらゴメンね。

                      というか、「超芸術トマソン」作者の赤瀬川原平の「トマソン観測センター」のメンバーは美学校の生徒の皆さんだったはず。

                      九段下ビル20100417-1

                      俎板橋際にある「九段下ビル」の全貌。外壁落下防止のネットがどんどん増えていって、営業しているテナントも「喫茶カリーナ」と「Bistro Mr.Beans」の二つの店舗だけになってしまった。ひょっとすると、平日は「伊藤眼鏡店」も営業してるのかもしれないが。

                      ちなみに、首都高からは同潤会アパートの「江戸川アパート」の廃墟も見ることができたが、7年くらい前に解体され新たに「アトラス江戸川アパートメント」として建て替えられている。

                      九段下ビル20100417-3

                      九段下ビルの入り口。入り口は右側と中央部と二つあるが、画像の入り口は右側の入り口。

                      よーく見ると、入り口上の看板が左に微妙に傾いている。

                      九段下ビル20100417-2

                      今回、展覧会が開催されたのは三階の一部。入り口の上が階段になっているが、その階段部分の右側の三階の部分。

                      九段下ビル20100417-4

                      入り口に貼ってある「九段下クラシック」の案内。

                      「ご自由」にの御言葉に甘えて潜入を決行し、めったに見ることのできない内部の見学という貴重な体験をさせていただいた。感謝。

                      九段下ビル20100417-18

                      入り口内部の暗い空間。1927年築という歴史を感じさせられる。

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                      一階から見上げた階段の様子。

                      九段下ビル20100417-10

                      展覧会場3階のエントランス。

                      九段下ビル20100417-11

                      展覧会場入り口から中の様子を覗う。

                      九段下ビル20100417-9

                      今度は会場内部から入り口を見る。

                      九段下ビル20100417-12

                      内部に入ると、一面細かい砂が敷き詰められている。これも展示の一環らしい。

                      九段下ビル20100417-13

                      会場に取り付けられていた、シャープ製の古いエアコン(かな?)。当然、使える代物ではなさそう。

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                      展示物の一部の絵画と「号外」。

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                      部屋の窓から望む俎板橋と首都高。

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                      「九段下クラシック」の告知絵葉書と絵葉書が置いてある年代物の机。

                      机の下には懐かしい黒電話が。

                      いったい、どこまで展示物なんだかよくわからないが、こういう空間に触れることはとても貴重だと思う。

                      九段下ビル20100417-5

                      ビルの裏側に面した部屋と、その表に展開する手摺りのないテラス(かな?)。

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                      砂の山とその上のプレート、壁には6枚のポートレートと一番左に「九段下クラシック」のカード。

                      おそらく、ポートレートは展覧会を主催した6名のアーティストの方々と思われる。

                      九段下ビル20100417-7

                      部屋の外のテラス部分。手摺りがないので非常に恐い。

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                      テラスの際のところから下を覗くと恐怖心で足が竦む。

                      カメラマン飯村昭彦氏の麻布谷町煙突写真がいかに凄いか身を持って体験←そんなに大げさではない。

                      九段下ビル20100417-19

                      表からテラスを見上げるとこのような感じに。

                      テラスの上には女性の姿が見える。

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