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東久留米団地の現在

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    建て替えの完了した東久留米団地の東側にある公務員宿舎だけが、2022年4月現在未だに取り壊されずに残っている。
    ただ、公務員宿舎の建物に振ってある番号は東久留米団地と続いているから、建て替えが完了したというのも語弊があるかもしれない。
    公務員宿舎だけが取り壊されていなかったのは、東日本大震災の避難者用住宅として利用された経緯があるからだ。
    だから、ここだけポツンと残っている。


    【残された公務員宿舎】

    東久留米団地はバス通りの東西両側に展開し、更に東側地域に公務員宿舎があった。

    平成26年(2014年)の東久留米市の計画図によると、公務員宿舎以外はほとんど建て替えや再開発は完了していて、公務員宿舎の跡地に教育関連施設の建設と、その北側の更地に住宅を建設することで、おそらく再開発は完成するようだ。


    【東久留米団地(公務員住宅)の廃墟】

    バス通り両側に展開していた公団東久留米団地は、バス通り西側に新たに建てられたUR都市機構の高層住宅に集約され、東側には元からあった西友(建て替えた)や新たに出来たビバホームといった大型商業施設を中心に各種店舗や郵便局が集約されている。
    しかし、元からあった個人商店はほとんど無くなって、郊外の幹線道路沿いにあるような店がそれに取って代わってしまった。
    一概にそれがいいとか悪いとかとは言えないけれど、一抹の寂しさを感じる人間だって一定層いる。
    ましてや、旧住民なら尚更だろう。


    【西友とビバホーム】

    商業施設の北側には公団時代のテニスコートが三面残っている。
    このテニスコートは、漫画「めぞん一刻」に出てくるテニスコートのモデルになっていて、三鷹コーチが歯をキラキラさせながら管理人さんに迫っていた。
    作品の中でテニスコートの東側に描かれていた団地も当然解体されて無くなってしまった。


    【三鷹コーチが歯をキラキラさせていたテニスコート】

    「めぞん一刻」で描かれた団地は既に無く、公務員宿舎が解体されるのも時間の問題だろう。
    となると、東久留米団地一帯で昔から残っているのはテニスコートとその横にある小さなグラウンドだけになる。

    真っ新になった団地の中でここだけが昔の面影を残している。
    ここで暮らしていた人達や縁のある人達にとって、昔と変わらない場所というのは貴重とは思うが、昔の記憶を辿る助けにはあまりならないだろう。

    どちらかと言うと、再開発地域外の団地のバス停のすぐ向こうにある新座市の西堀銀座とか、公務員宿舎と道路を隔てた所にある廃墟二棟の方が思い出を呼び覚ましそうな気がする。
    だとしたら皮肉なものだけど。


    【団地の向こう側は新座市】


    【公務員宿舎のすぐそば】

    JUGEMテーマ:建物・街並み




    ベランダに?〜東久留米団地

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      昭和37年(1962年)竣工の東久留米団地は2009年現在、築47年という古い団地となってしまったが、団地のメインストリートの西側は新しい近代的な建物に建て変わり(一部工事中)、東側の旧来然とした古い建物と比較して激しいコントラストを描き出している。

      そんな、東久留米団地の古い建物には、近代的な建築に慣れた目にはあまりに奇異な部分も残っていた。

      ひょっとするとそれは、竣工当時には「奇異」と言うよりも「近代的な」、或いは「文化的な」という形容があっていたのかもしれないが、時代の流れの中では、「古臭くて使い勝手の悪い」という形容のほうが

      シックリ

      とくるように思われる。

      東久留米団地20090103−1
      【47年の歴史を感じる雰囲気のある外観】


      東久留米団地20090103−2
      【ベランダにドアが!】

      ベランダへの出入り口には何故か開閉式のドアが。
      しかも、変なポールまであって、

      ベランダにモノが

      置きづらい仕様


      になっているから困りモノだ。

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